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計画は疎をもって良しとす?(25)旅先でオシャレした

ドイツを代表するオペラフェスティバルに行くにあたり、服をどうしようかしら~と真剣に悩みました。だって、ZDFなどでこの手のオープニングを紹介しているときって、みなさん「正装」「盛装」なんですもの~。

ドイツに在住しているお友達に相談すると、結婚式の時のような恰好がいいのでは?とのアドバイスが。
普段は着ないふくらはぎ下ぐらいの長さのあるワンピースがようやく見つかったのは、7月のバーゲンの終わりごろ。
お友達からも速報が出た時点でドイツから連絡があったけれど、ハンドバッグの大きさぐらいのバッグしか認めない、と。数日後、チケットを買った方からも連絡があった。が!私はハンドバッグ持っていないんです。仕事の時は最低A4のファイルが入るものが必要。お休みの日のおでかけも荷物が多い場合が多くて。しかもハンドバッグだとそんなしゃれたところ行かないしー。これもあわてて出発の1週間ほど前にバーゲンになっているものを見つけました。靴もヒールのほうがいい、というし、買ったワンピースはバレーシューズもどきの靴だとバランスが悪い、ということでこれもバーゲンで購入。
2演目を見ますが、連日ではないので、アクセサリーを替えて(っていっても、ま、どこが違うのよ、という程度のマイナーチェンジですけどね)でかけることに。海外出張の軽いレセプションでも来たことがある花柄のジャージのワンピースもあるので1日目の様子を見て考えることに。

私がみた演目は「ワルキューレ」「ジークフリード」。

このフェスティバルは上演中でなくても劇場内の撮影は禁止。けれど、結構みんなカーテンコールではスマホで写真を撮っていて・・・残念だったなあー。私だっていろいろ撮りたかったんですよね。たとえば、客席の椅子は一枚板のようになっていて(肘かけはありましたが)横へしか移動ができない様子とか。客席から見える舞台の位置とか。
ハンドバッグしか持ち込めず、どうしてもオペラグラスは不可欠だからそちらを優先。カメラの代わりにipod miniを持っていき、劇場外はそれで撮りました。
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日本の方々も結構いらしてましたが、本当に素敵な装いでした。着物の方もいらした。
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ドレスの方もいらっしゃいました。
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日本人のほうが若干フォーマルだったかも。そしてどうしても色目が似た感じですね。日本は子供のころから「紺色」がお出かけ服の基本ですしねー。欧米の方はもっとカジュアルな(平服)感じの方もたくさんいた。一方で本格的なドレスの方もいらしたり。着るものでオペラを見ていても落ち着かない気分になるのではなく、同じ空間にいる人に「あら?」と思わせることなく自分にぴったりくる服で楽しむ!これが大切なんだなーって。
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出発の半年前ぐらいにモルゲンターク新聞で取り上げられていたように、斬新な演出。私の前の席は背の高い人だったので横から舞台を覗く感じに(爆)。ということで、実をいうとちゃんと見たというわけではないのですが、目に入った舞台装置はえー?なところが多く、初心者の私にはそれが意味するメタファーがまったく理解できずお手上げでした。けれども音楽面は堪能しました。
ワルキューレのブリュンヒルデのソロのところなんて、「うわーうわ、私、いまホンモノをきいているんだわ」と一人で感動しました!
やっぱりテレビじゃなくてそれが演じられている空間で見なくちゃなあーと思いました。
歌舞伎だったら「よ、〇〇屋!」と声がかかるんでしょうけれど、オペラはカーテンコールまではみんなそれを待っておく。そしてカーテンコールでブラボーを身体全体で示すのです。足をどんどん踏み鳴らし、ブラボー、ブラボーって。

本当に音楽は素敵だった。ドイツ語・日本語併記の歌詞カードをみながらCDを聞いておいてよかったわ。だって目の前で展開されている舞台が見られなくてもとりあえずのあらすじは頭に入ってあったから。

そして、ジークフリートの演奏が終わった時、ああ、欧米の観客はすごいなあって。
だって、カーテンコールの時に、ものすごいブーイングが出たんですよお。大声でブー!っていうんです。最後の幕が閉まるまでがまんしてたって感じがすごく伝わってきた。
歌手や指揮者は文句なしに素晴らしかったので彼らがカーテンの内側から出てくると、足ぶみ、拍手、そして大声でブラボーって。でも、カーテンに彼らが入ってしまうと、演出に対してブーって。ちなみに演出家は登場しませんでした。

昔よく言ったライブハウスでピアニストから「日本のお客さんは出来が悪い日でも拍手をするのが嫌だ」と、ダメだったら席を立って帰ってほしいと彼の信条を聞いたことがあります。そのことに共感できたので、それ以降、「えー?」な時には拍手をしなくなりました。そんな私ですので、思わず一緒になってブーってつぶやいちゃった。
足が届かないから足踏みはしなかったけれど、もちろん声を出してブラボーって言いましたよ!

ああ、今思い出しても、心が高まる二晩でした。また行く機会があったらいいなあ。




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Commented by shizuka at 2017-02-13 21:01 x
 観劇記事をありがとうございます。
 私はこの演出の初年度の初日をwebラジオの生中継で聴いたのですが、ものすごいブーイングでしたよぉ。特に完結篇の「神々の黄昏」なんて100%の「ブ~!!!」ヨーロッパ、特にドイツ、特にワーグナー作品の新演出の場合、ブーイングは別に珍しいことではないのですが、あそこまで凄まじいのは私も初めてでした。ま、回数を重ねるごとに手直しが加えられ、また観客のほうにも耐性がついたのか、最近はそうでもなくなったようですが、それでも今回(昨年)もまだまだブーイングが上回っていましたね。どんな演出であろうと気に入らなければ目をつぶって聴くまでのことですが、余計な騒音を立てるのが許せない<`~´>
 私が行くとき(未定)には、もちっとマシな演出であることを願うばかりです。
Commented by eastwind-335 at 2017-02-16 05:25
shizukaさん、おはようございます。
もうびっくりすることばかりでした!行くことが決まった時に新聞で演出の「斬新さ」が紹介されていたのですが、斬新というよりも・・・なのでした。歌のすばらしさに目をつむって耳だけで、となると眠りそうだったので、しっかり目は開けておきましたが(笑)。
10年ぐらい前にドレスデンでオペラを見た時もそうだったのですが、あえて「現代」的な舞台装置や衣装で演じるのがドイツオペラの「標準」なのでしょうね・・・。
しかし、音は文句なしで素晴らしかったです。
shizukaさん、ぜひぜひ本場で一度!
by eastwind-335 | 2017-02-12 06:40 | 旅の思い出16僥倖旅行 | Trackback | Comments(2)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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