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ドミンゴ、買っちゃった

3月中旬に久しぶりにソウルへ行こう!と思っていたのですが、昨日のモルゲンターク新聞にドミンゴの記事が載っていたのを見て、急に、「ドミンゴ見ておこう」という気持ちになり、母を誘って3月の公演を見に行くことにしました。

もう中途半端な席しかなかったのですが、東京フォーラムで2階は危険、と先だって韓国料理を習いに行った時にご一緒したみなさんから伺っていたので、1階の奥の方で見ることに。

チケット代は「びっくり!」するほどのお値段ではありましたが、二人分はちょうどソウル旅行の予算程度。ドミンゴの場合「行かないと(来日しないと)見られない」わけですから、ま、いいんじゃないかな?って。

そうだ、夏に買ったワンピースを着て行こう!

私にとって、ドミンゴは大学生の時に見たサントリーのCMで印象に残った初めての歌手です。歌手といえば、中学の時だったか、日本で義務教育を受けた人なら必ず聴く(聴かされる)シューベルトの「魔王」のフィッシャー・ディースカウしか顔と名前が一致しなかった私。ドミンゴのCMの身のこなしに、オペラは歌手が演じるんだ、ってようやく理解したわけです。
いまだったらDVDとかを使っての教材があるのでしょうけれど、あのころって、テレビの録画システムはなかったと思います。だから、その場に見に行く家庭環境でなければ、ラジオやテレビの中継で見るしかなくて、一瞬一瞬を目に焼き付けなくちゃいけなかった。となると、頭のメモリーが小さいだけでなく、夜に弱い(9時まで起きているのに苦労した)私はNHKのオペラ中継に見ることは難しくて。
就職したてのころ、3大テノールで日本が盛り上がった時は何度来日しても「うわー、高い」と見に行くことができませんでした。往年の声ではないかもしれないけれども、30年近く経って、自分のお金で気負うことなく「行ってみよう」と思ったことや、いま「このとき」に来日というタイミングは、私がこの時を振り返ることがあった時に、色々な思いに駆られるじゃないか、と思います。

by eastwind-335 | 2017-02-03 07:03 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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