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ぐるぐる・パー

数日前から海外ニュースで社会現象として取り上げられていた「ポケモンGO」。
入ってはいけない場所に侵入したり、夢中になりすぎてスマホを物盗りにあったり・・・という話もありました。
また、数日前のモルゲンターク新聞の投書欄には50代の女性が「これで子供たちが外にでかけるきっかけになるんだったら良いかも」という内容を投稿していました。

まだガラケーなオンナがいうのもなんですが、そんなものがないと外へ出ないって、どういうことなのかな?って。それに小学生はまだスマホを持ってる子はそんなにいないんじゃないの?とか、たまごっちの時みたいに授業中に夢中になってしまうのが出てくるんじゃ?等々思ってしまいました。会社とかでも就業中にやりだすのがいるだろうな、とか。
日本で作られたキャラクターなのに、どうして日本より海外のほうが先に展開されているのかしら?っていうのも疑問の一つで。

あれってニンテンドーが作ったアプリじゃないのですね。
たぶん、日本でのダウンロード開始日は22日からになったのは、東京の小・中学生たちの夏休み開始日に合わせてではなかろうか?と。あんなものが「学期中」に始まったら、正直、学級崩壊するところあるでしょうからね。
文科省か教育委員会あたりから圧力がかかったんじゃないか?って思わなくもなく。でももしそうだとしたら、それはそれでコワい話でもありますけれど。
学校ベースは夏休みのことは家庭の責任、と思っているでしょうが、きっと9月からのことはヒヤヒヤしてるのではないか?と。中高はどうするのかな?
アメリカでも政府関連の記者会見中にアプリをダウンロードした記者がいて、政府報道官がやんわりとユーモアをもって制した、と日本で報道されましたね。日本ではワイドショー的に有名になった女性代議士が議員会館でゲットとSNSに投稿したとか?一応仕事で、と断り書きをつけたらしいのですが、そんな仕事あるんかい?って思いますけど。だいたい、それ、仕事なんだったら、ぺらぺらとツイートしちゃいけないじゃ?軽いのはパートナーだけではなかったのか、と押してみたくなります(笑)。

さて、地味地味ダサいうちの職場で流行り系を一通り抑えてくれているプレミアお兄さんが、金曜日にさっそく「職場でポケモンゲットしたぜ」と触れ回ってくれたので、私はどんなゲームかを現実に見せてもらい、世の中に追いつきました(笑)。もうこれで十分。家人にポケモンGOみたよ、って自慢できる~と思っていたら、この日は想定外の残業が発生。
夜9時過ぎに、へとへとしながら家にたどり着く直前、我が家の住宅街につながる橋に差し掛かるところでシュールな雰囲気に遭遇。

橋の上で、会社帰りと思われる人たちが年齢・性別を問わず、グルグルしている。それもみんな指で画面をタップしながら。ちょうど、橋にあるライトの下なので、みんな顔が青白い。少し歩くとライトから外れる暗いところでもクルクル。その人の顔に画面の光があたって、なんとも不気味。

これってひょっとして・・・と通りすがりにのぞき見したら、職場でプレミアお兄さんが見せてくれた画面と同じものが。
しかも橋の端(って発音テストとかじゃないですよ)じゃなくて橋の真ん中で。画面しか見てないからあぶなっかしくてたまらない。
橋を超えると子連れのお母さんもぐるぐると。これは子供の背丈に合わせるからお尻を突き出すかたちでグルグルしているので私が持っていた角がごつごつしている(ハードカバーの厚さ10センチの本が3冊とファイル1冊)超重量級のエコバッグにそのお尻が勝手にぶつかってしまい、「痛ったいわねー!」とにらまれる始末。
私は軽く首をかしげましたが、すみません、とは言いませんでした。だってそっちが道の真ん中で、自分のしっぽを追い回す犬のようにグルグル回ってるんだもん。

昨日も朝同じ道を歩いていたらグルグルしてる人たちに遭遇。コトバから大陸の人たちとわかりました。大声でグルグルしていてシュールでした。
新宿経由で出かける用事があり、家人とは伊勢丹で待ち合わせをしたのですが(お持たせを持ってもらおうと思い)、伊勢丹に至る地下道でも、伊勢丹でもタップしながらグルグルしてる人が結構いて・・・。家人は子会社の話はしてくれたけど実際にはそのゲームをしている姿をみていなかったので、「アレは絶対にポケモン・GOだよ」というと、私より背が高い家人はゲームをやっている人の背からのぞき込み、ふむふむ・・と。

帰宅すると、自宅最寄り駅では自由通路のところをずーっとテープで「歩きスマホ、ゲームをしながらのスマホは危険です。お客さまが安心して歩けるようご協力ください」って流れてた。朝はなかった放送です。土日だから会社員がいなくて空いているぶん、何かあったのかもしれませんね。

さらに二人で橋を渡っていたところ、橋の反対側の歩道部分でお母さんと一緒の小学生が大声で激怒しているところに遭遇。
「おかーさん、おかーさんひどいよ、なんでじぶんばっかりやってゲットしてるんだよお」って。
それに対してお母さんがこれまた大声で「だって、これ、ママのスマホだもの」と。

「おいおい。
なんなんだ、この母親。」
とうちの家人が私に耳打ち。
しばらく歩くと中年のおじさんが(って私と同世代なわけですが・笑)これまたタップしながらグルグルしてる。
テレビのCMだとしたらワンカットなわけですみますが、リアルに見ると、ほんと、ヘン。
スリが何か持って行っても仕方ないようなある種の無防備さも覚えました。

「平和だね、日本は。」
と家人が言いながらNHK衛星放送の定時ニュース(毎時50分に流れる)をつけました。
すると、ミュンヘンの銃乱射事件の続報が。二人で画面に目を向けると、「ミュンヘンで昨日夜発生した・・・」とアナウンサーが言い出すので、「またあったの?」と二人で顔を見合わせました。ところが、朝からの報道と同じ。つまり、現地の夕方5時に起きた事件が(だって日本時間午前1時すぎってことは、時差を計算すると夕方5時前後の話でしょ?)が「夜」扱いになっていた。

家人と二人で、「えー、ドイツの午後5時って明るいじゃん、夜って表現はおかしい!」とひとしきり語り合い・・・(どうでもいいことで盛り上がる夫婦なもんで)。
二人の出した結論としては、缶コーヒーのBOSSのナレーションよろしく「この国のアナウンサーは夕方と夜の区別もつかない原稿をただ読むだけでお金がもらえるふしぎな職業である」ということになりまして(笑)。

まだ明るい夕方と夜だけでも事件のイメージは変わる。ドイツの金曜の午後6時って時間の意味も本当は考えた内容であるべきだし。

危惧していた団体との関係性は薄くなったことで、このニュースも日本ではさっさと忘れ去られるかもしれませんが、こういう報道って、〇〇で乱射事件が起きた、というだけでなく、「発生時間」の意味なんかも踏まえてほしいと思うのです。どんな時間帯を狙ったのか、ってことも本当は大切で。
イギリスでの出張についていってくれた職場のお姉さんが、夜7時前の日が沈み始めるころの風景のなかで、「日本にはないんだけれど、これがEveningなのよねえ」としみじみ話してくれて。翻訳小説を読むときなど、やっぱりそういう感覚が必要なんじゃないかな?って。

今は手軽にどこでも行けるし、それこそ家に閉じこもっていたってネットで地球のどこでもリアルタイムに覗けるわけですが、「その国独自の時間帯」っていうものは過ごしてみないとわからない。

発生時間の意味は、逆に言えば、海外旅行に行ったときに、自らを守る道具にもなるとも思っています。
スペインの午後3時は、日本の午後3時とは意味が違う、とかね。

ま、あそこの会長モミィはアンチ自分とか友達人事への批判に目を光らせてるのにせいぜいだから、職員の質なんかどーでもいいのかもしれませんけど?

昨日は朝4時起きで、ネットをつないだらミュンヘンの事件が出ていたので、5時からのNHK衛星放送のヨーロッパの国際ニュースをずっとつけっぱなしにしておいた。普段はZDFだけなのだけど、ZDFの1時間後のARDの定時ニュース(あそこは00分ぴったりに始まるんだよね)も使われた。
とーこーろーが!ニューススタジオから現場へ、となったら、最初打ち合わせ中のところが映り、いったんスタジオに戻され、また現場とつながるも音声が通じてないようで・・・。ARDの定時ニュースのアナウンサーって、すごーく真面目な顔をして真面目にニュースを読むので(正直、「1960年代だっけ、いま?」って確認したくなるようなレトロな顔のアナウンサーが多い気がする)、慌てるふうもなく「私の声が聞こえていないようです」と説明をし、別の現地レポーターに音声だけでインタビュー。さすがに今度は冒頭に「私の言うことが聞こえていますか?」から始めていましたね。
・・・しっかし、そのある意味放送事故状態な時間帯のものを吹き替えて放送したってことは、その1時間後のはNHK的に間に合わなかったのかしら?それとも緊迫感がもう感じられない内容だったのかしら?

続報はどうなっているのか。朝7時からの衛星放送のニュースはもうすぐはじまります。
Commented by 虎ママ at 2016-07-24 19:10 x
こんにちは。
ドイツでも話題です、このポケモンナンチャラ。BW州の議員さんもなさっているようで、議会の休み時間に緑の党と社会党のお二人がなさっているのがテレビで流れていましたよ。
私のピアノの生徒は、まだ、やっていないようです。他にやることあるから、って言っていました。ずっとそのままでいてほしいなぁ、とピアノの先生は願っていますよ。
そうそう、ポケモンナンチャラやってて事故った場合、健康保険がどこまで使えるか、って週末の新聞に出ていましたよ。

7月末のドイツの金曜の6時は夕方です。夜ではないです。
Commented by eastwind-335 at 2016-07-27 05:59
虎ママさん、おはようございます!
議会の最中じゃなくて休み時間だから「まだ許される」でしょうけれど、議会の最中に始める人も出てきたりして。ただ、あれは、いかにも「やってます」というポーズが必要なので、すぐにバレちゃいますね・・・。
うちの甥(子供時代ポケモンが好きだった)も大学生になりましたがダウンロードしたそうです。試験中なのでまだやっていないようですが。
日本では、駅や繁華街(地下街)で「歩きながらのスマホのゲームはやめましょう」って今更ながらのように放送が入ったり大きなポスターが出たり。
このゲームのスポットの一つが福島の原発と知り、私は非常に哀しい思いをしています。アメリカの会社が作ったアプリだそうですが、こういう無神経さが今の世界の危うさを作り出していること、自分たちがそういうもので遊んでいるのだということに無自覚であること、には思うことがいろいろあります。
Commented by 虎ママ at 2016-07-27 17:48 x
しっかりと読み聞きしたのではないですが、グッグ○の子会社がこのゲームを作って、最終的には個人情報まで行き着けるとか、専門家が危険です、と話していました。
Commented by eastwind-335 at 2016-08-03 21:48
虎ママさん、お返事遅くなりました。
個人情報ダダ漏れですよね~。そしてポケモンが出てくるところも、私からすると、え?ここに?なところが結構あって・・・。それでも財務大臣は「引きこもりの人が外に出るんだからめでたい」だと言うのですからね。
地理情報はアメリカに渡ってるとも言われてます。まったくまったく・・・。
昨日は帰宅の際に電車に乗り込もうとしたら大学生らしき人たちが電車の乗降口から人が動かない。なーんと、乗り込もうとした駅の近くの公園がスポットとかで降りようと思ったらしいのですが、彼らの一人が車内に「いる」のを発見したようで、動かない。車内でチューハイ吞みながらいたのいないのと大騒ぎ。もうひど過ぎます。「呆けモンが!」って蹴っ飛ばしてやろうか、と思ったほどです。が、魚の目の治療中で軸足に力が入らず・・(とほ)。
by eastwind-335 | 2016-07-24 06:33 | 日常 | Trackback | Comments(4)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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