叱られたって作りたい

辰巳芳子さんの新刊の一つ『スープ日乗』を買いました。
買っただけでなく、その中の一つの新玉ねぎのスープも作りました。

新玉ねぎを母が送ってきたのです。私は新玉ねぎの旬を食べることはあまりないのですが、今年は送ってもらったので、生まれて初めて自分で新玉ねぎのサラダ(といっても切って、カニ缶を開け、ごま油をタラっとかけておしまい)を作りました。

新しい(自分では買わない)ものには、新しいレシピを・・・ということで。読み始めた辰巳先生の本の目次を追うと、あるじゃないですか、「新玉ねぎのぽったら煮」。

実は辰巳先生の本の新玉ねぎは直径3,4センチがよい、となっているのですが、我が家に届いたのはその倍の大きさ。鶏のスープも辰巳先生ご推薦の出来合いスープを二袋入れる(それじゃ足りないのでお水を差した)。仕上げは大麦を入れるように、とのことですが、ハト麦だし。梅干しの種は二つしか溜まっていなかったので、あわてて梅干から一つ身を外して3つ揃えました。

と、いうことで辰巳先生にバレたら「100年早い」と言われそうですが、とにかくおいしくできました!
a0094449_73222.jpg昨晩の残り。玉ねぎの頭は一つしか見えませんが、二つ入ってまーす。朝になったらハト麦がかなりスープを吸っていたので、ちょうどこのホーローの器に収まり、今は冷蔵庫に入ってます。


私が辰巳先生のレシピで作ったのは勤めて数年目のこと。どうしても職場で納得がいかないことがあり、ウーンとなっている時からです。
あるとき、クロワッサンに掲載されていた先生のレシピを作ってみよう、という気になったのです。ミートソースだったらできるかも、って。そのとき初めて蒸らし炒め手法を知りました。
言われたように時間になるまで蓋を開けずにいると、あらら不思議。焦げてないし。おまけにそれがとってもおいしくて。
ミートソースを作っている間に、つまり、あれやこれやしている間に、1週間の「むーっ!」という感じが抜けていくのもわかりました。
ディチェコがやや安く(並行輸入品だと思いますが)職場最寄り駅の食料品店(スーパーじゃない)に並ぶようになったのもあったし。カゴメなどからイタリア産トマトをつかった缶詰も安く出るようになった。そんなタイミングもあり、月に一度はミートソースという時期が続きました(どれだけ、ムーっとしていたのか、わたし)。

蒸らし炒めを知って以来、私はカレーを作る時もで玉ねぎをこの手法で炒めています。蓋して放っておいている間にほかの野菜を切ることができるので(←辰巳先生にバレたら、材料はすべてそろってから火をつけなさい、と叱られそう)。

写真につられて、とか、評判だからということで買ってしまうレシピ本。文字通りに作るといっても、どんな感じかなア、っていうことがありますよね。どこまで炒めたらいいのか、どんな香りがするのかという戸惑い。
辰巳先生の文章は「想像がつく」のです。写真じゃなくて文章で「作ってみよう!」と思わせる。
(昨今の「料理本」みたいなこじゃれた写真は全くありません)
それでも、本当にこの色なのか、この香りなのか、この音なのか・・・と。どこまで炒めたらいいのか、は、著者がテレビに出てくれるとわかるのだけれど(最近はマイクさんがよく音を取るようになりました)、香りまではわからない。先生のお教室ではどんな音がしているのでしょうね?今度、この本のDVDが出るんですって。料理って音から学ぶものもたくさんありますよね。スープ教室に参加してみたかったなあ。

この本は読み物としてもいい。お教室の発言をそのまま文章にしているらしく、ときおり「え?辰巳センセーまでそんな言葉遣いになるの?」って安心する(おいおい)。
それから、日本という地でできる食材を大切にしなくてはいけない、っていう想いも。TPPで外国産の食材が安く入ってくるというけれど、私は日本のものがあるんだったらそちらを食べたい。

この本から色々作ってみたいレシピがあります。うーん、厚手の鍋やっぱり買わないといけないかしら?
(土鍋が使えなくなっちゃったので・・・)ドイツからお鍋持って帰れるかしら?
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by eastwind-335 | 2016-06-26 07:37 | 料理 | Trackback | Comments(0)

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