ほほえましく
2016年 04月 23日
普段、滅多にしないことをしました。
夜ごはんをお店で一人で食べるってことです。
基本的には、私は一人の時には家で夜ご飯を食べます。
夜にお店でご飯を食べる、というのは家人か友達と一緒、が原則です。
「ひさしぶりのおひとりさまよるごはん」になったのは、GWに学生時代の先生やこの先生を通じて知り合った老若男女の集まりとして、ランチ会をすることになっていました。先生からのご指名で私と2歳下の後輩ちゃんがいつも幹事です。ランチ会の時はたいてい「インド料理」です。
しかし!その日は私は家族の集まりの日になってしまい、欠席せざるを得なくなったのです。ただ、後輩ちゃんが忙しくて帰宅も遅いと聞いたので、お店の予約は私が引き受けました。
このお店は10年ぐらい前にも行ったことがあるのですが、従業員はみんな片言の日本語で接客してくれるインド・ネパール人。当日は私は欠席なので、電話での行き違いがあるといけない。そこで、通勤途中にあるので、途中下車して直接お店で予約をすることにしました。
さて、いよいよ来週に迫ったのと参加人数が若干増えたとの連絡があったので、今日も寄ってきました。
私は予約の人数だけ伝えるつもりだったのですが、今晩は家人は夜が遅いことを思い出し、こちらでドライカレーを頼みました。私が作るカレーチャーハンみたいな感じにややがっかり。しかしメニューをめぐるとビリヤニがあることもわかった!写真は似てたけどたぶん実際は違うはず、次はビリヤニだ!と堅く決意。
さて食べ終わるころ、3人の女の子が入店してきました。女子大生かな?
着席してしばらくすると、話し声が中国語だと気づきました。どうやって注文をするのかな?とこっそり気になります。
ネパール人?インド人?のウェートレスさんが来て注文をとります。
3人がそれぞれ日本語で注文します。3人の中での日本語力にはバラつきはありますが、注文に問題はない状況です(立派!)。一人はチキンカレー、もう二人はセットでした。
東京「近郊」とよばれる場所にあるこの町。大学がいくつもある路線ですので、そこの留学生なのかもしれません。それぞれ身なりの好いお嬢さんで、よくみかける「両手にお買い物」という感じではない。観光で来る中国人とは違って音量調整したなかで会話をしているのがわかる。
彼女たちが注文を終えてそれぞれスマホを見ているところに、ウェートレスさんがまたやってきます。そしてたどたどしい日本語で「ナン?ライス?」と尋ねます。一番日本語が上手だった子が「ナンはどのようなものですか?」と尋ねると、日本語がそれほど得意ではない彼女はメニューの写真を指します。「ナンをお願いします」というと、ウェートレスさんは厨房に伝えに。
その間に、3人は中国語でナンとは何ぞや?という話をしていたようです(壁に貼ってあるナンの写真を見てなにやら言ってましたし)。
するとすぐに戻ってきて、再び「ナン?ライス?」と尋ねます。
先の女の子が「ナンです」と答えると、ウェートレスさんはその子にほかの二人が頼んだカレーの種類の名前を言いました。が、そのうちの1種類が彼女の頼んだものと同じだったため逆に話が通じなくなってしまいました。彼女は英語でも説明を試みるのですが、片言ゆえに、やはり通じず・・・。後ろを振り返りました(彼女は日本語が込み入ると、すぐにほかの人に通訳を頼むのは、私の時もそうでした)。
そこへ、店長さん(かなり日本語が達者)がやってきて「ごめんね、この子まだ日本語が上手じゃなくて」と。
いやはや!店長さんを含めてそこのテーブルにいる5人はみんな非日本語話者なのに、生活のために日本語を使っている!私は事の成り行きを後ろのテーブルからじっと見ていました。
店長さんが、日本語がよくできる子に「あなたは〇〇(メニューの名前)でナンね。こちらの二人はセットですね。二人は?」と語り掛け、その子が中国語で説明をすると、一人が「私はナンをお願いします」と日本語で答え(3人の中ではイントネーションが中国語のままで発声がたどたどしいのですが、なんといっても、彼女のスゴイところは美しい日本語を使うところです!)。もう一人の子は中国語でちょっと相談をした後で「ライスがいいです」と。
そして店長がヒンドゥー語なのかネパール語なのかわかりませんが、ウェートレスの女の子に説明をして彼女が厨房に伝えました。
そこで終わるかと思いきや、店長はよく日本語ができる女の子に「謝謝」と挨拶をしてレジに戻ったのでした。
店長さん、わかってるし!
東京の端っこで、久しぶりの「一人夜ごはん」(たぶん、夜に外でご飯を一人で食べたのは、4年前だな)だけでも自分のとっては大イベントの高揚感があるなかで、非日本語話者同士の小さなドラマ(しかも一件落着!)を目の当たりにして、一人ほほえましい気分でお店を後にしました。
夏の旅行では、夜ごはんを一度は一人で外で食べてみましょう、と思います。もちろん近場で、ですけどね!
夜ごはんをお店で一人で食べるってことです。
基本的には、私は一人の時には家で夜ご飯を食べます。
夜にお店でご飯を食べる、というのは家人か友達と一緒、が原則です。
「ひさしぶりのおひとりさまよるごはん」になったのは、GWに学生時代の先生やこの先生を通じて知り合った老若男女の集まりとして、ランチ会をすることになっていました。先生からのご指名で私と2歳下の後輩ちゃんがいつも幹事です。ランチ会の時はたいてい「インド料理」です。
しかし!その日は私は家族の集まりの日になってしまい、欠席せざるを得なくなったのです。ただ、後輩ちゃんが忙しくて帰宅も遅いと聞いたので、お店の予約は私が引き受けました。
このお店は10年ぐらい前にも行ったことがあるのですが、従業員はみんな片言の日本語で接客してくれるインド・ネパール人。当日は私は欠席なので、電話での行き違いがあるといけない。そこで、通勤途中にあるので、途中下車して直接お店で予約をすることにしました。
さて、いよいよ来週に迫ったのと参加人数が若干増えたとの連絡があったので、今日も寄ってきました。
私は予約の人数だけ伝えるつもりだったのですが、今晩は家人は夜が遅いことを思い出し、こちらでドライカレーを頼みました。私が作るカレーチャーハンみたいな感じにややがっかり。しかしメニューをめぐるとビリヤニがあることもわかった!写真は似てたけどたぶん実際は違うはず、次はビリヤニだ!と堅く決意。
さて食べ終わるころ、3人の女の子が入店してきました。女子大生かな?
着席してしばらくすると、話し声が中国語だと気づきました。どうやって注文をするのかな?とこっそり気になります。
ネパール人?インド人?のウェートレスさんが来て注文をとります。
3人がそれぞれ日本語で注文します。3人の中での日本語力にはバラつきはありますが、注文に問題はない状況です(立派!)。一人はチキンカレー、もう二人はセットでした。
東京「近郊」とよばれる場所にあるこの町。大学がいくつもある路線ですので、そこの留学生なのかもしれません。それぞれ身なりの好いお嬢さんで、よくみかける「両手にお買い物」という感じではない。観光で来る中国人とは違って音量調整したなかで会話をしているのがわかる。
彼女たちが注文を終えてそれぞれスマホを見ているところに、ウェートレスさんがまたやってきます。そしてたどたどしい日本語で「ナン?ライス?」と尋ねます。一番日本語が上手だった子が「ナンはどのようなものですか?」と尋ねると、日本語がそれほど得意ではない彼女はメニューの写真を指します。「ナンをお願いします」というと、ウェートレスさんは厨房に伝えに。
その間に、3人は中国語でナンとは何ぞや?という話をしていたようです(壁に貼ってあるナンの写真を見てなにやら言ってましたし)。
するとすぐに戻ってきて、再び「ナン?ライス?」と尋ねます。
先の女の子が「ナンです」と答えると、ウェートレスさんはその子にほかの二人が頼んだカレーの種類の名前を言いました。が、そのうちの1種類が彼女の頼んだものと同じだったため逆に話が通じなくなってしまいました。彼女は英語でも説明を試みるのですが、片言ゆえに、やはり通じず・・・。後ろを振り返りました(彼女は日本語が込み入ると、すぐにほかの人に通訳を頼むのは、私の時もそうでした)。
そこへ、店長さん(かなり日本語が達者)がやってきて「ごめんね、この子まだ日本語が上手じゃなくて」と。
いやはや!店長さんを含めてそこのテーブルにいる5人はみんな非日本語話者なのに、生活のために日本語を使っている!私は事の成り行きを後ろのテーブルからじっと見ていました。
店長さんが、日本語がよくできる子に「あなたは〇〇(メニューの名前)でナンね。こちらの二人はセットですね。二人は?」と語り掛け、その子が中国語で説明をすると、一人が「私はナンをお願いします」と日本語で答え(3人の中ではイントネーションが中国語のままで発声がたどたどしいのですが、なんといっても、彼女のスゴイところは美しい日本語を使うところです!)。もう一人の子は中国語でちょっと相談をした後で「ライスがいいです」と。
そして店長がヒンドゥー語なのかネパール語なのかわかりませんが、ウェートレスの女の子に説明をして彼女が厨房に伝えました。
そこで終わるかと思いきや、店長はよく日本語ができる女の子に「謝謝」と挨拶をしてレジに戻ったのでした。
店長さん、わかってるし!
東京の端っこで、久しぶりの「一人夜ごはん」(たぶん、夜に外でご飯を一人で食べたのは、4年前だな)だけでも自分のとっては大イベントの高揚感があるなかで、非日本語話者同士の小さなドラマ(しかも一件落着!)を目の当たりにして、一人ほほえましい気分でお店を後にしました。
夏の旅行では、夜ごはんを一度は一人で外で食べてみましょう、と思います。もちろん近場で、ですけどね!
by eastwind-335
| 2016-04-23 06:51
| 日常
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