団体戦?

とある必要があり、うろうろ検索をしていたとき、有名大学に合格した地方の現役高校生のコメントに接しました。

「受験は団体戦」
と。

同じことばを、つい数日前、友達からも聞きました。
お子さんが通っている高校で教師が使っているのだそうです。

みんなががんばっている姿に切磋琢磨され受験を乗り切ろう、ってことらしいのですが・・・。
いつからそんなコトバが出てきたのか?!と友達から聞かされた折にはただびっくり。都会のそこそこ進学校で使っているのか、と思いきや、地方の現役高校生(たぶん、進学校なのでしょう)も使っていることからすると、全国区の表現なのでしょうね。

うわー。
ワタクシ、さっさと高校生を終わっておいてよかったわ~、っていつもの感想を漏らし、ふと思ったのだけど、団体戦ってそういうもんだっけ?って。

1学年500人以上いた公立高校で、なににおいても「フツー」の生徒だった私。友達に刺激をうけることはたくさんあったけれど、切磋琢磨して受験を乗り切ったってことはありませんでした。
だいたい、浪人が前提でカリキュラムが作られている「楽しい学校」だったので、みんなが「必死」という感じではなかったのです。

だから「団体戦」っていわれちゃうと「え?」な感じなのだろうと思います。
独りじゃないって意味に使うらしいのですが、お互いに得意科目を教えあうわけでもないんでしょう?

宿題は団体戦だったなあ。夏休みしか宿題がなかった学校だったというのに、それすらやらずに部活をエンジョイして、登校日になるとよくできる子に問題集の答えを読み上げてもらってみんなで写すっていうのはよくやりました。うちの母親が「なんで登校日なのに7時過ぎに学校にいなくちゃいけないわけ?」と不思議がっていましたが、登校日に半分以上の宿題(笑)を写させてもらってました。(そんなわけで、先生たちもよくご存じで、夏休み後の確認テストは採点の無駄、とうちの高校ではなかったです・爆)

受験科目じゃなかったけれど、基礎解析で躓いたワタクシが無事に3年生になれたのは、隣にすわったY君が「わかんない」と涙声になった私に気付いて、解き方を解説してくれたからです。私も古典のノートを貸してあげたりしましたけど、なんでもよくできたY君にとっては「あ、この言葉調べてこなかった」程度の穴埋めに使ってもらう程度でした(涙)。

大学に進学して、うちの高校って、他と違ってたんだ、とつくづく思ったのは、必死に勉強させるかわりに「夢」を語らせていたことです。高2の時と高3の時、12月ごろだったと思います。それぞれ教科担任は違いましたが社会科の先生のクラスで夢を語る5分スピーチの時間がありました(3年の12月にそんなことするんですから、受験体制の学校ではないってコトがわかりますね~)。
大学に行ったらこういう勉強をしたい。社会に出たらこんな仕事をしたいから大学ではこういう勉強をしたい。
前者と後者は似てるようでちょっと違うんでしょうけど、とにかく、みんな熱くそして具体的な(実現可能かどうかは別にして)夢を語ったのでした。そして、その夢が被る人がいない!夢見る夢男・夢見る夢子の集団でした(笑)。ある意味荒唐無稽な夢であっても、誰一人として否定されることがなかった。
むしろ、卒業式の時なんかに「あの時こう言ってたけど、今もそう?」なんて確認しあったりして(笑)。
また、成績の都合ではなく、家庭の事情で進学しない、という人も数名が語る将来像や夢は、かなり現実的なことへの気づきにもなりました。その事情と、すでに一足先に精神的に大人になっている同級生の言葉にみんな涙しちゃったり。受験できるって、すっごい幸運なんだ、ってそのとき思ったことは、いまも鮮明に覚えています。

そして、その夢をかなえた同級生たちが時々テレビや専門誌(紙)に出ているのを見ると、「おおおー!」と驚きの声をあげてしまうのです。で、「見た?見た?」ってメールが飛び交ったりする。
これぞ団体戦って感じですけど(笑)。
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by eastwind-335 | 2016-03-17 21:12 | 日常 | Trackback | Comments(0)

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