冬だもん寒いもん(5):東大門をゆく
2016年 03月 05日
私の定宿は東大門歴史運動公園駅近くにあります。
その割には東大門市場ライフ(え?)を満喫しているわけではないのです。
ひとつには、夜に弱いこと。
ひとつには、小さなころから、日が暮れて帰宅したら、そのあとは家で過ごす、という習慣があること。
それでも、チムジルバンに行ったり、ファッションビルぐらいまでは行くのですが、いわゆる「毛皮市場」は途中で心細くなってしまい、一人ででかけたことはありません。
そんな私が、しかも、夜ごはんを食べに行くだけのために、日没後にわざわざ「東大門歴史運動公園駅」まで行ったのでした!
それは韓国料理のお教室のナカ先生やお稽古でご一緒した方々から、「ここはおいしいのよ」とうかがっていたソルロンタンのお店があるからです。
運動公園駅に隣接しているデザインセンターの東側をぐるっと歩きます。
あっち側は私もなじみのあるところ(笑)
東大門のゴチャゴチャ感とはそぐわないおしゃれ階段でオシャレカップルが写真を撮っているのを撮りました、の図。
日本人カップルに比べると、ホント、韓国のカップルって写真が好きだわ~。
階段をあがってびっくり。目の前に大きな道と小奇麗なビルが並んでました。
あ、これはKBSの「隣の外国人」で使われているセットではありませんか!
いろんな国の国旗が描かれていますが、残念、日本のそれはありません。まだまだ日韓関係は冷え切ってますね。日本人ゲストはかなり出ているのに。
あ、ヘチだ!
とシャッターを急いで切りました。急いで、っていうのは、道自体は割と明るいのですが、そこを通る人がほとんどいないから用心して。
正直、一人で歩きながら、帰りもこの道を歩くのはどうしようかな、って思いました。私は怖がりではありませんが、やっぱり、自分から危ないところに行くのは良くないと思うのです。
これも子供時代から「一人で行けないところは行っちゃいけない」という母の教えが影響しているのかも。逆に言えば、一人で行けるんだったらどこまででもどうぞ、が母の教育の基本でした。だから海辺の町の中学生の時に「セザンヌを見に行きたい」と一人で銀座のデパートの展覧会を見に行ったことがあります。
閑話休題。
しばらくすると急に明るい道に。かなりホッとしました。そこを右に曲がり坂を上がると見えてくるのが一軒の家。
こここそが皆さんがおすすめのヌティナムです。
もう8時半も過ぎでしたのでそれほど混んでいません。真ん中の土間のようなところのテーブル席は若い人たちの集まりになっていました。私はお店の人に導かれるままにお座敷にあがります。
お水とメニュー
付け合わせのキムチやネギがドドーンとおかれます。ひゃ、久しぶりに「はさみ」を食堂で見ましたよ!
大根のキムチがどーん。白菜のキムチがどーん。韓国の大根は日本のそれと形状が違うのは八百屋さんでわかっていましたが、キムチになって「ホント違うんだわ」と改めて思いました。
何の味もついていない入っていないソルロンタン。
ネギを乗せて、キムチを切って、さー、いただきます!
おなかがすいていたので、ソルロンタンの麺もご飯もぜーんぶいただきました。
味付けは塩を入れて胡椒を振るのが定番なのだと思うのですが、私はキムチの塩気だけで食べました。
あー、おいしかった。
二人で来てるひとはお鍋を頼む人が多かったようです。おひとりさまは間違いなくみなさんこれ。私の斜め前にも配達途中らしきおじさんが入ってきて、食べていました。
サッと食べてサッと店を出る。そういうことも可能です。
お座敷はこんな感じ。前大統領も来た事がある様子。手書きのメニュー、味がありますよね。
私が食べ終わったころには、合コン?だったのか若い人たちももう出てしまっていました。
宴の後。
振り返るとおじさんが手招きしています。ここも写真に撮っておきなさいってことらしいです。
ここでスープを取っているのですね!
また定宿に戻ったら、ここを再訪しようと思いました!
時計を見ると9時を過ぎていました。
金曜の夜というのは東大門の衣類市場の最終営業日。ということで、久しぶりに光煕市場へ行ってみることに。地図を見るとそれほど遠くないようだし。
もし道が暗かったら、速攻で元の道を走って駅まで行けばいいんだし(笑)。
いや、道はキラキラしてました。ビルも軒並み建て替えになったのでは?と思うほど。
このシーンだけは、いつまでも変わらないってことなんですね~。
おばちゃん、どこへ運んでいくの?ってついていきそうに(危)。
記憶違いでなければ、ここは中年向けの服が結構そろっているんじゃなかったっけ?
さて、目的であった光煕市場。日本人が必ず行くお店(かつて私もここで革コートを買ったことがある)でしきりとムートンのダッフルコートを勧められました。色がもう少し希望のものがあったら買っちゃうところでした。でも、引っ越しをしてクローゼットが小さくなってしまい、家人のものも掛けなくてはならなくなり、ムートンが入る余裕はないこともあり、自重。でも、来年は買おうと思いました。
あと、今年は「毛皮っ!」って感じのコートが流行なんですね。日本で着るには勇気がいる感じのもの。
私はスヌードがほしかったので、わざわざ明洞の「大使館」で両替したほどでしたが(笑)、結局ほしい感じのものが見当たらず。こういう市場では「勢い」で買うのが一番いいのかも。みんなで「いいじゃん、買っちゃえば~」なんて言いながら。
東大門駅から地下鉄に乗り、ホテルに戻りました。
あー。お風呂あってよかった。体が温まって疲れもとれました。本当はチムジルバンでしっかり汗を出したいのですけどね~。
その割には東大門市場ライフ(え?)を満喫しているわけではないのです。
ひとつには、夜に弱いこと。
ひとつには、小さなころから、日が暮れて帰宅したら、そのあとは家で過ごす、という習慣があること。
それでも、チムジルバンに行ったり、ファッションビルぐらいまでは行くのですが、いわゆる「毛皮市場」は途中で心細くなってしまい、一人ででかけたことはありません。
そんな私が、しかも、夜ごはんを食べに行くだけのために、日没後にわざわざ「東大門歴史運動公園駅」まで行ったのでした!
それは韓国料理のお教室のナカ先生やお稽古でご一緒した方々から、「ここはおいしいのよ」とうかがっていたソルロンタンのお店があるからです。
運動公園駅に隣接しているデザインセンターの東側をぐるっと歩きます。
あっち側は私もなじみのあるところ(笑)
東大門のゴチャゴチャ感とはそぐわないおしゃれ階段でオシャレカップルが写真を撮っているのを撮りました、の図。
日本人カップルに比べると、ホント、韓国のカップルって写真が好きだわ~。
階段をあがってびっくり。目の前に大きな道と小奇麗なビルが並んでました。
あ、これはKBSの「隣の外国人」で使われているセットではありませんか!
いろんな国の国旗が描かれていますが、残念、日本のそれはありません。まだまだ日韓関係は冷え切ってますね。日本人ゲストはかなり出ているのに。
あ、ヘチだ!
とシャッターを急いで切りました。急いで、っていうのは、道自体は割と明るいのですが、そこを通る人がほとんどいないから用心して。
正直、一人で歩きながら、帰りもこの道を歩くのはどうしようかな、って思いました。私は怖がりではありませんが、やっぱり、自分から危ないところに行くのは良くないと思うのです。
これも子供時代から「一人で行けないところは行っちゃいけない」という母の教えが影響しているのかも。逆に言えば、一人で行けるんだったらどこまででもどうぞ、が母の教育の基本でした。だから海辺の町の中学生の時に「セザンヌを見に行きたい」と一人で銀座のデパートの展覧会を見に行ったことがあります。
閑話休題。
しばらくすると急に明るい道に。かなりホッとしました。そこを右に曲がり坂を上がると見えてくるのが一軒の家。
こここそが皆さんがおすすめのヌティナムです。
もう8時半も過ぎでしたのでそれほど混んでいません。真ん中の土間のようなところのテーブル席は若い人たちの集まりになっていました。私はお店の人に導かれるままにお座敷にあがります。
お水とメニュー
付け合わせのキムチやネギがドドーンとおかれます。ひゃ、久しぶりに「はさみ」を食堂で見ましたよ!
大根のキムチがどーん。白菜のキムチがどーん。韓国の大根は日本のそれと形状が違うのは八百屋さんでわかっていましたが、キムチになって「ホント違うんだわ」と改めて思いました。
何の味もついていない入っていないソルロンタン。
ネギを乗せて、キムチを切って、さー、いただきます!
おなかがすいていたので、ソルロンタンの麺もご飯もぜーんぶいただきました。
味付けは塩を入れて胡椒を振るのが定番なのだと思うのですが、私はキムチの塩気だけで食べました。
あー、おいしかった。
二人で来てるひとはお鍋を頼む人が多かったようです。おひとりさまは間違いなくみなさんこれ。私の斜め前にも配達途中らしきおじさんが入ってきて、食べていました。
サッと食べてサッと店を出る。そういうことも可能です。
お座敷はこんな感じ。前大統領も来た事がある様子。手書きのメニュー、味がありますよね。
私が食べ終わったころには、合コン?だったのか若い人たちももう出てしまっていました。
宴の後。
振り返るとおじさんが手招きしています。ここも写真に撮っておきなさいってことらしいです。
ここでスープを取っているのですね!
また定宿に戻ったら、ここを再訪しようと思いました!
時計を見ると9時を過ぎていました。
金曜の夜というのは東大門の衣類市場の最終営業日。ということで、久しぶりに光煕市場へ行ってみることに。地図を見るとそれほど遠くないようだし。
もし道が暗かったら、速攻で元の道を走って駅まで行けばいいんだし(笑)。
いや、道はキラキラしてました。ビルも軒並み建て替えになったのでは?と思うほど。
このシーンだけは、いつまでも変わらないってことなんですね~。
おばちゃん、どこへ運んでいくの?ってついていきそうに(危)。
記憶違いでなければ、ここは中年向けの服が結構そろっているんじゃなかったっけ?
さて、目的であった光煕市場。日本人が必ず行くお店(かつて私もここで革コートを買ったことがある)でしきりとムートンのダッフルコートを勧められました。色がもう少し希望のものがあったら買っちゃうところでした。でも、引っ越しをしてクローゼットが小さくなってしまい、家人のものも掛けなくてはならなくなり、ムートンが入る余裕はないこともあり、自重。でも、来年は買おうと思いました。
あと、今年は「毛皮っ!」って感じのコートが流行なんですね。日本で着るには勇気がいる感じのもの。
私はスヌードがほしかったので、わざわざ明洞の「大使館」で両替したほどでしたが(笑)、結局ほしい感じのものが見当たらず。こういう市場では「勢い」で買うのが一番いいのかも。みんなで「いいじゃん、買っちゃえば~」なんて言いながら。
東大門駅から地下鉄に乗り、ホテルに戻りました。
あー。お風呂あってよかった。体が温まって疲れもとれました。本当はチムジルバンでしっかり汗を出したいのですけどね~。
by eastwind-335
| 2016-03-05 10:06
| 旅の思い出16極寒のソウル
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