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あの時とかこの時はなかったと?

談話を録画しながら見た。

植民地にしていた地域のことへの言及が少なすぎることにびっくりした。この人には1895年も1910年もないんだなあ、とつくづく思った。この人の過去(の相手)っていうのは、自分が外遊したり会議で一緒になった(口をきいた)国家元首のいる国だけ。「ボクが握手したことがあるのはここだけでーす」って言ったようなもの。
おこさまシュショーがどこの国が嫌いなのかよくわかる内容だった。戦後の引揚者は中国からだけじゃないんだけど?植民地だった国からだって引き揚げてきた人もいるんだけど?国土が狭いから目立たないだけで、あれだって、大変だったんだから。

「女性の尊厳を傷つけた」と2度も言ったものの、どこの女性を傷つけたのか、があいまいなまま。原稿があってあれだけあいまいなんだから、シュショーは相当言いたくなかったんだろうと思う。「えらいねえ、よく言えたねえ」ってごほうびがきっとあるんでしょう。

それからもう一つ。謝罪や反省は一生負うべきもの。相手が、もうしなくていいんですよ、って言われて初めて和解になる。そして戦争を知らない世代だから謝罪しなくていい、じゃないのです。だって、私たちのいまは先人があってのことなんだから。やっぱりこの人は歴史から学んでない。自分の目(それも老眼の)の前のことばかり。横も斜め後ろも真後ろも見てないんだよね。首を廻せばすむことじゃないの。身体ごとそちらの方面に向けなくちゃいけないのよ。
それが「向き合う」ってことだと思うのです。

先が短い未来って感じるのはどうしてだろう。
by eastwind-335 | 2015-08-14 19:35 | 日常

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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