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伝統と格式をスパイスに

9月末から犯罪ドラマの金字塔Law & Orderのスピンオフ、UK版が日本でも始まります。

スパドラの煽り文句(!)が「伝統と格式をスパイスに」なのです。
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イギリスのドラマって「伝統」という言葉がぴったりですよね。
不思議だけれど。
同じヨーロッパでも、イタリアやドイツやフランスのドラマだと、「伝統」っていうのが今一つピタってこない。

この新しいドラマの宣伝が入るたびに「なんで、他の国だと「伝統」がピタっと来ないのかしら?」と思うように。
しかも、正直言えば、「イギリス」でも「イングランド」が舞台に限る!みたいな?
今週木曜日の投票結果次第では大英帝国(UK)から独立しちゃうかもしれないスコットランドなんて、二言目には「ケルト」でひとまとめにされちゃうわけで、「伝統」という枕詞が使われることはない。

UK版とはいっても、スコットランドヤードの刑事たちと羊頭の検察たち。二つの組織が「ロンドン」の事件を、ってことだよね?(イギリスの刑事ものを見るようになってようやく理解しましたが、「スコットランドヤード」はスコットランドに関係のある名称ではなく、スコットランドという広場の前にロンドン警視庁ができたから、なんですよね!)

・・・とUKからスコットランドが独立しちゃうかもしれない、という歴史的な扉の前に立っているのを感じるワタクシは、このロンドンを舞台にしたスパドラの番組予告にドキドキしちゃうのです。

そして、イギリスの法体制は、イギリスで製作されている警察ドラマを見ているわりには今一つわかってないので、ワクワクしながら、スパドラの特集ページでお勉強中。何度読んでもこんがらがりますが、ドラマをみたらもっとよくわかるのでしょうね。

イライラしちゃうのは、字幕版じゃなくて吹き替え版のほうが放送時間が早いってこと(夜10時が吹き替え版、深夜0時が字幕版)。どっちにしても起きていられないだろうから録画にしても、そこもちょっとした不満。特にイギリスは英語の発音や発声に階層とか学歴とかが如実に出るっていうでしょう?私が聞き取り分けることができるわけではないけれど、でも吹き替えは面白さ半減になりそうな。

とドキドキ、ワクワク、イライラしちゃってますけれど、ホント楽しみ!
L&OでNYの日常がわかるように(すべてNYロケだから!)、UK版ではロンドンという街がよくわかる作りにもなっているんですって。だから、私はいつかまたロンドンに行く日に備えて、ガイドブック代わりに見ちゃうと思う!

違うところといえば、L&Oのアメリカ版はスピンオフも併せてテーマ音楽は一つ(それぞれのシリーズで転調したり、アレンジを替えてるけれど)。イギリス版はアメリカ版とは違うらしい。
ドラマもフォーマットは本家にあるし、事件も特に第一シーズンでは本家をリライトしたところがあるようですけれど、イギリスの法体制は「司法取引」が少ないんですって。本家を見てるうちに、家人は私との意見の相違があるとよくマッコイ(本家の検事役)を真似て「ディールしよう!」と言うようになったのですけれど、今度のUK版ではどんな単語を私たちは学ぶことになるのかしら?
by eastwind-335 | 2014-09-16 15:23 | 海外ドラマ | Trackback | Comments(0)

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