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寝てると届く!

マツコ・デラックスの毒舌ぶりは、いつも感心するばかりですが、今回は満員電車の中で「マツコ、サイコー!」と思わず言っちゃいそうになりました。

毎月の新聞代に500円を払ったらデジタル版が読めます、というのが朝日新聞のウリだそうです。
で、それが2周年を迎えたとかで、自画自賛の記事が1ページ丸々出ていました。
高齢者代表として101歳の日野原せんせー、おひとりさま代表として上野せんせー、そして男性兼トランスジェンダー代表としてなのか、マツコ。
101歳の日野原先生は「老人だから使えないのではなく、使おうとしないから使えないのだ」という、まるで数学の証明問題のようなコメントを。私は「使いたいのに使えないというのだったら可哀そうだけど、みんながセンセーのように気楽に物を買える環境にないのかもしれないとは思わないのかしらん」と思いました。センセーが患者さんとして接するような方は、センセーの病院にホイホイ入院できるような経済状態なわけですから!
それと、これは自論なのですが、団塊の世代と違って好き勝手ができなかった70代以降の方々に、特にやりたくもない最新技術に関心を持て、というのは失礼なのではないか?と。持ちたくなかったら、そっとしておいてあげたい・・・。
・・・・閑話休題。
上野先生は、紙メディアがウカウカしていられなくなる、ということだけでなく、うちの職場の自炊さんと似たようなこと「溜まると面倒」とも言っていた。この取捨選択の潔さに、感動を覚えつつも、どうしても「捨てられない」オンナとしては、自分の必要なものだけにするっていうのは、単なる「わがまま」なんじゃ?と(ムニャムニャ・・・)。か、よっぽど「(見)捨てられたことがないオンナ」なのではないか?と。特に女性の自炊さんたちから「捨てられた(見限られた)」後輩ちゃんの世話をすることが割とあるワタクシ。正当な理由がある、とする自炊さんの論理に傷ついているのを見ると、心の中で「世の中全員の人とうまくやって行けるはずはないんだし、合う人が待っていてくれるっては」と声をかけてしまいます。口にしたら最後なので言いませんが・・・。

さて、マツコ。
ネット社会のニュースソースのあいまいさ、について、実にオーソドックスな疑問を呈し、実に痛いところを突き・・・。
亡くなった祖母も大の新聞スキで、90歳を過ぎてからもよく私に「朝日はつまらなくなった」「こんなことぐらいしか書けないなんて、調べてないからだね」と辛らつなことを言ってました。
そう、朝日は最近は「その辺の一般紙」と変わらない感じになっていて、非常につまんなーい、と思っていたのです。が、他の新聞のシュギシュチョーは私には今一つ納得できなかったり、無味乾燥な新聞は「広告がくだらない」ものが多くて(一面の下の書籍情報も、実に私好みではない内容だらけ・・・)、文化面の記事もイマイチだし、という消極的な選択肢で文句を言いながらも朝日新聞のままな私。
最後の最後の方でしたが学生時代には『朝日ジャーナル』も割と定期的に読んでいた身からすると、なんか、本当にねえ・・・って感じが否めず。独自のニュースソースもなさそうな、当たり障りのない記事のように思えて、うーむ・・・って感じがますますしちゃって。
「それをそのままネットに乗せるな!」というのがマツコさんの主張でした。
読みたい記事だけが読めるとかどこでも読めるという「便利」なんてちっせーよ(別人来臨中)ってこと。デカいマツコに言われると本当に説得力がある!

マツコって「21世紀のナンシー関」化してるよね!
マツコの文章で一番吹き出しそうになったのは「デジタル版が便利便利っていうけれど、新聞だと寝ていても届く」ってくだり。
ほんと、寝ていても届くわ!アクセスしなくても向こうから持ってきてくれるんだから(笑)。
集合住宅の角部屋に暮らすワタクシ。朝は郵便配達の方が非常階段を使って配達している音で目が覚めることも。ってことで人間の暮らしの他律的な面もになってるわけだし(違)。

ワタクシとしては、朝日新聞には、この手前味噌特集記事が手放しにデジタル版バンザイ!という声ばかりじゃなかったことには及第点を差し上げましょう(ってナニサマ?)。

そうそう、自炊さんで思い出したのですが、職場の自炊さんは当然ながら新聞もネットで読んでいる。そうなったきっかけは出張で新聞を止めたいと配達所にお願いしたのに、結局止められてなかったと。それが複数回続いていたんだとか。
実は、新聞をカード支払いにしたら、留め置きは近くの配達所じゃなくて本社お問い合わせ係に電話しなくちゃいけないんですよ。それもある程度の時間的余裕をもって・・・。
というのも、受付センターからの「留め置き」の指示が配達所まで届くのはタイムラグがあるようなんです。

実家もカード払いにしてるそうなのですが、最初、そのことをしらず、配達所に電話をしたら「うちじゃダメなんです」と言われたそうで、かけたら「明日からの止めはもう間に合いません」と。

なんでも便利なつもりでも、案外な落とし穴があるんですよね。
ま、そういうわけで、寝ていても届く紙媒体、やっぱりいいな。もちろん、海外でも簡単に見られるんだったら在外邦人のみなさんにはクリック一つで読めるっていうのは、一番のサービスですね!
by eastwind-335 | 2013-05-18 08:47 | 日常 | Trackback | Comments(0)

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