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すうきけい?すうききょう?

ローマ教皇は、キリストの弟子ペテロの後継者である、ということなんだそうです。私が学生時代に取っていたキリスト教学という科目(必修だった!)では、そんな話、一度もなかったなあ。
プロテスタントの教育をうけていたから、なのか、私はペテロという表現に慣れていますが、カトリックだとペトロなんですね!

日本で新しい教皇を選ぶコンクラーベに関する各国ニュースを目にするようになりましたが、偶然なのか、BBCでこの手の話題をやるときになぜかテレビを見ていることが多いかも。ベネディクト16世の最後の礼拝もBBCだけが生中継で延々と流してました(それをまた、日本語で同時通訳してました)。することがなかったので(え?)延々と見ましたよ。世界各国語での説教だったこともあり、英語じゃなくなると、とたんに「バチカン専門家」を囲んでの今後の予想。

いよいよ本日からコンクラーベが始まるということで、今晩(日本時間)のBBCもいろんなニュースを流す時間帯ながら、主たるテーマはコンクラーベ。
もちろん、日本語同時通訳付きの放送です。ああ、私も英語の勉強のためには、スピードランニングよろしく英語を聞き流しておくべきなんでしょうけれど、「あら、そうだったの?」的な小ネタ満載な「バチカン専門家」の発言を理解したいがために、ついつい日本語同時放送にしてます。いろんなことを知る良い機会です。

で、気になるのが、続々システィーナ礼拝堂に集まる枢機卿たちのガウンの色、じゃなくて「枢機卿」のフリ仮名。
「すうききょう」なのか「すうきけい」なのか。
私は12月まで「すうききょう」と読むんだと思ってました。数年前見たアメリカ映画「枢機卿」が非常に印象深かったと、知り合いの牧師先生に話したところ、「’すうきけい’ね」とやんわりと読みを直されました。
40半ばになるまで間違えて覚えていたなんて~と赤面したわけです。
ところが、今回、公共エイセイ放送に採用された海外ニュースにせよ、BBC-Worldの日本語同時通訳にせよ、「すうききょう」と読むことが圧倒的に多いのです。
で、ググったら「すうききょう」と読む、とNHK文化放送研究所で出している『ことばのガイドブック』としているそうです。ふむふむ。公共エイセイ放送でほとんどが「すうききょう」と言うのは理由があるみたい。カトリック中央協議会も「すうききょう」としているそうです。
牧師先生は60代半ばですので「すうきけい」の時代だったのかな?

そういえば、数年前の国政選挙では「刺客」が「しかく」か「しきゃく」かで話題になりました。
選挙報道って、日頃は意識しないことを気づかせるものなんですね!

それにしても、おととしの夏に行ったシスティーナ礼拝堂ってそういう場所だったんだ・・・(違)。あの時は「バブルのころに民放局がミケランジェロの天井画の修復事業を毎年取り上げてたなあ~」と思ったぐらいでしたが、枢機卿たちはあそこにみんな集まるんですね。ニュースを見るたびに、妙にお懐かしい気分になってしまいます(コラコラ)。
by eastwind-335 | 2013-03-12 21:54 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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