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ちょっとホっとした

初秋の出張にむけて、英語を「なーんちゃって」じゃなくて、社会人歴20年にふさわしい状態にしなくてはならない!と喝を入れられてしまいました。とほ。

私が出た大学は英語が得意だと自負する卒業生が一定数いるそうなのです。が、私自身はまーったく英語学習環境にない学科の学生でして・・・。ついぞ、一度もネイティブのクラスを取ることもできませんでした(カリキュラムの都合上であって私の怠惰ではない)。
おまけに、高校時代の教員の「大学受験の準備の場ではない」という放置状態に悪乗りして、世間一般の必死な受験勉強をしなかったし。
今も、家人と英語ドラマを見ると、あっちは「お、こういう言い方をするんだ」とシャドーイングまで始めるのですが、私は「え?そんな難しい単語、どこで習ったの?」とつい訊いてしまいます。高校生レベルの英語だよ、と言われると、非常に肩身が狭くなる私です。

ドイツ語はスタートが一緒だったので、心機一転!と過去を気にせず取り組めた科目だったように思います。でも、独文やらドイツ史やらドイツ政治やら法律やらと、ドイツ語が必要な人たちに比べるとお気楽なものだったし、いずれにしても、学生時代はアルファベットが私の生活に影響を与えることはナイと信じていました。

が、そうは問屋がおろさず。就職したての頃、英語が得意な人たちが出払った時間に、ガイジンがブースにやってきた!しかも英語で話しかけられ「わーたーしハ、えいご、ハナせませぇーン。またあとで、プリーズ」と答える私。すると、「イヤ、君が今しゃべったそれ、英語だから」と突っ込まれました。
この「それ、英語だから」のツッコミに、妙に気が大きくなっちゃったのです。

あ、私もとりあえず返事ぐらいはできるのかも?
あ、私もとりあえず聞き返すぐらいはできるのかも?
あ、私もとりあえず数字ぐらいは聞き取れるのかも?

って。ああ、若かった。それと、お給料をもらう立場になったのだから頼まれたら「やってみます」と言おう、と決めていたこともあったし(それは今も同じ)。幸いにも部署にはもっと英語のできる先輩がわんさかいて、複雑なことは彼らがやってくれます。ということで、私は「あ、こういえばいいんだな」とか「込み入ったことを私には期待されているはずはないんだから、緊張しないで用件だけは応えよう」とか、この20年の間に「当たって砕ける」度胸と、ちょっとのことでは減らない脂肪だけは蓄積されました。

この度胸と脂肪のせいで、私ときたら、「その会議のかばん持ち、行ってみたいでーす!」と手を挙げてしまったんですよね・・・。それが、この数週間の間に、「かばん持ちとはいえ、ちょっとした仕事はしなければなりません」という業務命令がでてしまい、いまさら手を下せなくなってしまった。

ということで、この5か月、付け焼刃で、セサミストリート英語からオトナの基礎英語ぐらいまでレベルを上げなくちゃいけなくなってしまったのです。ああ、今年はドイツ語か韓国語を再び習いに行こうとか思っていたのになあ(遠い目)。

日本での語学学校体験がないのに、イギリスやらNYの語学学校に還暦をすぎてそれぞれ単身で研修に行きつつも「永遠の初級者」を自称する両親に出張の話をすると、さっそく「基礎英語からやり直しなさいよ~」と熱いアドバイスが。え?いまさらABCからは勘弁してよ~と思う私。そこで、NHKのHPに行って簡単なレベルチェックテストを受けてみました。とほほなミス連発でしたが、どうやら「初級脱出」あたりからのやり直しですみそうです。

ちょっとホっとしましたよ。初級からやり直しだったら、これは、出張自体を絶対に取り消さなくちゃ・・・と思っていたので(汗)。
「出張業務は初級が終わった程度の英語じゃ、だめなんじゃ?」と不安もよぎりますが、しないよりはしたほうがいい。
がんばろう!5か月って結構あるし!(←超前向きすぎ?)
by eastwind-335 | 2013-03-05 07:58 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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