日々の積み重ねを祝う

古より稀なり、という意味の古稀。
うちの母も、外地で生まれてから、引揚げを体験し、学校生活を送り、花嫁になり、母になり、祖母となって・・・と一日一日を重ね、この7月に古稀を迎えました。

父の古稀のときには、家人が仕事の山場であったので、弟とは別々にお祝いしたのですが、今回は私たち姉弟で相談していっしょに。私個人としては、私たち全員が集まれる機会を、それもお祝いの機会を持つことは大切な気がしたからです。友達のご両親のどちらかが急に亡くなられたり、でかけたくても出かけられなくなったりという話を耳にすることが増え、思えば、この前あったのは1年半前の祖母の葬儀の時。私たち姉弟は、ココロの底ではつながっていると思うのですが(今回もつくづく思いました)、ほかの方のように行き来をすることはほとんどありません。No news is good newsというきょうだいなのです。なので、思春期に突入している甥の距離感も少し短くしておきたいし。

で、母へのプレゼントは私が選び、それ以外のすべては弟に一任することにしました。
(と、弟から役割分担の提案がありました)
これが奏をなしたよう。愚姉賢弟の典型の私としては、弟に仕切りを任せてよかったです。
弟チョイスは私には思いつかないことばかり!社会人の目で見ても弟はスゴい、と思っている姉ですが、なんかいろんな意味で彼は私の数歩前を歩いているように思えました。義妹ちゃんも弟に近い感性の持ち主。甥っ子も親のすることを見て、スクスク育ってほしいものです。
でも、どんくさいところとか、物を選ぶ際のこだわり、どーでもいいところでちとカタかったりと、私そっくりで、オバは不安です(弟はもっと不安だろうと思います)。親以外から似るんだったら、義妹ちゃんのお兄ちゃんの大らかでステキなところから似てほしかったわ・・・。

さてさて、待ち合わせのホテルのロビーからしてステキ。
a0094449_634799.jpg

お店の名前も、お祝いごとにぴったりです!
a0094449_6354518.jpg

日比谷側をながめながらのお食事でした。個室をとってもらったので、ゆっくりと、また話声を気にする必要もなく、楽しく過ごせました。
a0094449_6343022.jpg

デザートは席を移し(同じ部屋にソファーがしつらえてあります)いただきました。主役にはもちろんプレートが!
a0094449_6375548.jpg

「誰かのためになるようなことを何もしてなかったのに、70歳になっちゃって、お祝いまでしてもらって、申し訳ないわ」
と会の終わりには泣き出してしまった母。カメラマン(私)は七五三の子供をあやす口調で「元気で70歳まで生きたご褒美の会で、撮った写真が泣いた顔ばかりだったら、お祝いの会のアルバムにならないじゃない~。」と言ったら、周りは大爆笑。

いや、母は何もしてないわけなくて、私たちきょうだいが、楽しく生活ができているのは、ママがこの世に私たちを送り出してくれたからなので、そろそろ切りたいであろう「おかあさんスイッチ」を、いまなお依然としてつけっぱなしにしてくれているからなのです。本当はそういいたかったのですが、言ったらますます泣き止まないだろうと思いました。

次は4年後の父の喜寿。「あ、それって金婚式の年なんじゃ?」と私が指摘。4年間は、いまの私にはあっという間だけれど、老いから目をそらさない(正面から受け止めている)両親にとっては、今と同じように元気で迎えられるのかと考えているような。
私は父と二人でしたいこともあるし!
元気に金婚式ができるよう、両親も一日を大切にしてもらいたいし、私たちきょうだいも健康に気を付けて、健全に日々を重ねていかなくちゃね、と思いました。
[PR]
トラックバックURL : http://ew335.exblog.jp/tb/15786564
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by eastwind-335 | 2012-07-18 06:48 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


by eastwind-335
プロフィールを見る