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ゆるくつながっていこう

海辺の街で卒業以来の同窓会がありました。

私たちは1学年540人もいて(当時、多くの公立高校がこれぐらいいた)、200人近くが参加。
在学中はクラスが違えば一度も話したことがない人も結構いたのですが、顔を見たら思いだし、どこでいっしょだったっけ?と。

年賀状だけは交換していた人たちともリアルに会えたし!

私はとくだん面白いことをいうわけもないし、可愛い女子高校生でもなかったし、印象に残るタイプじゃないので(それだけ印象や個性の強い子もたくさんいた!)、覚えてない、とか言われたらどうしよう、とか、行っていいのかなあ、何を話したらいいのかなあ、ダイエットは結局成功しなかったし(アルバイトさんから、気合が足りなさすぎ、と注意され)、と会場につくまではドキドキだったのに、会場の受付を待っている間に「うわー、元気だった?東風ちゃーん!」と抱きつく同級生がいたりして、あっというまにキモチは女子高校生に!

女子はどこかでつながることがあるのですが、男子はホントほとんど会ってなかった。
のに!
のに!
高1のクラスメートだったサッカー部員にはあった早々に「おい、東風、相変わらずサッカーに夢中か?!」と言われ。
女子からも「そうだ!東風ちゃんは、あの時、ツナミ、ツナミってうるさかったんだよね!ユーロの中継みてたら東風ちゃんが昔キャーキャー言ってた人が出てたからびっくりだったよ!」と。
先の男子からは「いや、カザマが日本代表を救うって言ってた」と突っ込まれ。

15の私、そんなに熱く語ってました?

サッカー部員からは「先見の明があった!」と褒められ、いい気になったワタクシです。私がドイツファンとしったアズーリファンからは「悪かったなあ、この前は」とか言われてムキーっとなったり(笑)。

特に1年生のときのクラスは、一人ひとつは他人に語っちゃうものがある、という妙な仲間たち。たいていの人たちが、高校時代に得意だったことを活かした生活をしていたのにはびっくり。いや、私はサッカーで食べてるわけではないけれど、この10年ぐらい、サッカー人脈(!?)で仕事を進めてる感が強いし・・・(笑)。

高校時代、私は浮いた話は何一つありませんでしたが、あった同級生たちは「その後どうしたのか?」の質問攻めにあっていたり(笑)。あと、学年で一番キレイといわれていた、まるでディズニーの白雪姫のようだった(男子がまるで7人の小人だったよ!)某嬢が受付をしてくれたのですが、男子はもうデレデレ。私たちも「やっぱりキレイだった人は今もきれいなんだわ」とうっとり(笑)。

私は子なしですが、大半は二人ぐらいはいて、もう高3の子がいる、という子も!
昔は勉強ができないのを競い合った仲だったのに、私立の進学校に子供をいれている、なんて同級生もいて、みんな遠慮なく「どうしちゃったのよぉ~」とツッコむと、「ヨメがえらいのだ」とか「オットが私のようになっちゃいけない、と私の先手をうった」とボケをかまし。そして、「本当は母校に子供をいれたかったのに、今や受験校になっちゃったんですって。お母さんのときとちがって入るのは難しいんだよ、入ったら遊ばせてもらえないだよって言われちゃったわ」という現実の話に「早く入ってたくさん遊んで早く出てよかったよね!」と。いい時代だったよねえ、としみじみ。
先生たちが「学ぶ」ことと「受験勉強」は違うとはっきり区別をつけてくれていたおかげで、教育パパやママになれないって、みんな困ってましたよ(笑)。

先生も何人かいらしていて、もうみなさん退職されて第二の道を!
その第二の道もそれぞれで、一番すごかったのは、高校時代から教師になるまでの経歴がものすごく変わっていた(教師以外の職業体験がある)先生が早期退職をして、大学院に入り直し(高校時代の先生の半分以上はたぶん機会があったら大学に残りたかったんだろうなという先生ばかりだったけれど)、大学の先生になっちゃって、いまや役職者になっている!ということ。
あの時代にしては珍しく海外留学の経験をもつ人らしく、007は「ゼロゼロセブンはマンガ、ジェームス・ボンドはダブルオーセブンだ」といいながら、英語で電話番号をどう伝えたらよいか、なんて話をなさったり。そんな先生から英語でスピーチがあったときに、お調子者の司会者が同時通訳者のように上からインチキ訳をかぶせ、みんな大うけ!
「お前たち(実際の先生は非常に紳士的な方なのですが、授業中はよく「お前たち」とおっしゃってた)、まだ若いんだから、なんでもできるんだぞ!」と日本語に切り替えておっしゃり、一同でこんなスゴい励ましはないよね~と感動。

緩くつながっている私たち。これからも緩くつながっていこう、と誓い合いながら関東一本締め。
ピタリと決まるのは約30年前と同じ。ほんと、いい学校だったなあ。
by eastwind-335 | 2012-07-08 14:07 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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