イ・サンがらみ・・・

私も注目していた「儀軌」は日本の宮内庁にも所蔵されています。
昨年以来、時間をかけて、「引き渡し」が国会で審議されたわけです。

ようやくNHKも特番を組みました。

が、なんというか、朝鮮文化遺産の問題を「イ・サン」がらみで考えるわけか・・・とシャレにはちょっと・・・と思わなくもなく。
いや、まあ、イ・サンは公共放送の大ヒット番組だし、重要な登場人物であるソンヨンが図書署に属していたわけですからねえ・・・。でも、この「引き渡し」(返還でも永久貸出でもどういう表現でもいいけれど)はすごく複雑な問題であって、吹き替えの声であれこれ言われると、なんていうのかなあ、軽い感じがしてしまって、ちょっと考えちゃう。

ということで、広瀬アナウンサーの声になってようやく落ち着いてみることができました。
今回の見学のために私なりにちょっとお勉強したことが、NHKでも紹介されていて、そうそう、なんて思うこともありました(歴史で3.1独立運動については学ぶけど、激化する背景に高宗の葬儀の方法があった、なんて、初めて知った人も多いのでは?)が、専門家の研究で初めて知ることもあったりして見ていて勉強になりました。純宗の葬儀にあれだけの打ち合わせがあったとは、とか、儀軌の無償寄贈は宮内省(当時)側からの希望だったとか、面白い内容でした。
李氏の出身地である全州に行ってきたばかりの私、李源氏の親族がやっている韓屋宿舎も見たばかりなので、非常に興味深く思いました。5月にある宗廟でのお祀りなど、次はそういうのを見に行くのもいいかな、と思ったり。ちゃんと朝鮮時代の服装を守って儀式をするのですね。鹿の角がアクセントになっているベルトを見て「実際にはこんな感じなのね」と感心しながらテレビをみていました。
最後は、私も見学したばかりの朝鮮国立博物館も映り、ああ、7月からこんなにたくさんの人が見学に来ていたのね、と思ったり。虎の絵には「あー、私も見たばかり!」と懐かしくさえ思え・・・。

で、所蔵印、日本はつけてないでしょーね?!

日本にある文化遺産を全てを返すことがよいのかどうか。これからも日韓間の文化財問題は続くでしょう。
大倉集古館にある石塔返還を求める利川市長は有名な話でしが、非外交ルートでの要求がこれからもどんどん増えていきそう。風水などを気にする韓国と、展示品とみなしている日本の所有者との意識の差など、いまの日本での展示事情をめぐっての文化摩擦も増えそう。良い解決方法が見いだせますように。
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by eastwind-335 | 2011-08-19 23:05 | 日常 | Trackback | Comments(0)

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