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獅子尽くし

昨日、お習字の先生からサントリー美術館の招待券をいただき、「鳳凰と獅子展」に行きました。最終日だけあって、かなり混んでいました。

私、狛犬にかなり凝っていた時期がありまして、狛犬研究書まで買ったほどでした。
獅子は狛犬にもつながっていますので、展覧会で昔の情熱を思い出すことに。
それから、韓国(朝鮮王朝)から日本へ鳥の絵が贈られていたという解説があり、儒教文化圏には、鳥の種類で意味するものがあるという事も知りました。

どこかの獅子頭は現在も使用中らしいのですが、どうみても折れそうになったところをセロテープでとりあえず修復しているように見えたのは、読書用めがねでの参観だったから?かなり年配のご夫婦もいらしていて、ご主人がひょっとしたら好事家なのかな、学者さんなのかな、奥さまからの質問や彼女がふと言葉にしたことに対して「ああ、それはね・・・」と丁寧に答えていらっしゃるのが印象的でした。会場にいる係員は学芸員さんじゃないから、ああいう時に質問すると迷惑がられることがあるんですよね~。
富士山に月見草がよく似合うように、獅子には牡丹。獅子には牡丹とともに吉祥のシンボルの一つといえる蝶が添えられることもある、ということも改めて認識。

そして、本日、ご縁があってこれまた招待券をいただき、目下公演中のエビゾウ反省会、もとい七月歌舞伎を見に新橋演舞場に行きました。いや、わかってはいたけれど、団十郎は上手い。福助も上手い。左団次もよかった。いやいや、面白かった!
帰宅して知ったのですが、幕間の時にエビゾー宅では第一子のお嬢ちゃんが生まれたようです。だから、成田屋さんのところがアルバイトさんみたいな感じだったのね、という気分に。
出し物の一つは本当だったらお正月に歌舞伎座で行うはずだった鏡獅子。
鏡獅子ではお約束のことですが、子役二人が蝶々の役を演じます。袖からちょうちょを思い出せる衣装になっているのですが、前日に獅子と蝶との関係について学び直したばかり。なので、踊りや衣装一つ、そして、舞台背景を見ているだけで前日の復習になってました・・・。
エビゾーは身体が大きいので、弥生の時は。正直「ミッツさん?」と突っ込みをいれそうになりましたが、さすが鏡獅子になった時はスゴかった。私の素人考えかと思っていたら、玉三郎の鏡獅子を見たこともある、同行者から「弥生としてはねえ・・・」と言われ、「私も、わたしもそう思った!」と有楽町までの道を歩きながら大盛り上がり。

そんなこんなで、意外なところで私にとっては「獅子つながり」となりました。あ、いまお誕生日の人たちはしし座ですね!

だから何?と言われると言葉につまりそうですが、なんか、私のなかでは勝手にどんどんつながっていきます。

と、ここまで書いて携帯で撮った写真を貼りつけたかったのに、なぜか、携帯で撮った写真をメールに転送してからファイルへ移そうとするとなぜかPDF化されてしまって・・・。あらら?jpgになってるのになあ~。
by eastwind-335 | 2011-07-25 23:27 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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