あたらしいものをつかう

出勤途中にいかにも「新入社員」という人をみかけないまま新年度を迎えた私。
うちのセクションは「新人さん」が関係ないところなので、実は昨年度の新人さんもよくわかっていないんですよね。小さな職場なのに(汗)。

我が家にも新人ちゃんが来ました。
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ふふふ。特注なんですよー。
ネットでこちらを扱っているセレクトショップを偶然知り(もともと別のまげわっぱを買おうとあるわっぱメーカーを検索していた)、お店もお習字の先生のお宅から歩いて20分ぐらい。
あの頃、お弁当箱を新調しようとあちこち見ていましたが、こんなの小さすぎてムリみたいなものしかデパート他でしかなかったのでした。お店で商品が見られるとのことなので、比較のために普段使っているお弁当箱をもっていきました。

大小とありますが、大はデカすぎ(600ml)、小は小さすぎ(400ml)。
越前塗のお店が作っているお弁当箱なので、きっとお誂えもあるはず・・・と思い「真ん中の大きさがあるといいんですけれどねー。ちょっと高くてもいいです」とお店の人に相談したら、とんとんとん・・・と話が進みました。毎月数個ずつではあるけれど、大小を作っている会社だそうで、中にちょうどいい大きさの長さの板も取れないわけじゃないらしく、時間を欲しいと。1か月ぐらい待つかと思ったら、ちょうどお弁当箱を作る機会があるから、と割と早くに出来上がりました。お値段も予算内。人には言えないお値段というわけでもありませんし私にとっては高くないのですけど、相手を見て言った方が良い値段、というところでしょうか。
手元に届いたのは地震の3日後。

でも、あの時はお米がお店からなくなっていた時。
そしてこのお弁当箱は行楽弁当をイメージさせ今の気持ちではない。

そして昨日はお昼もちゃんと食べる時間が取れることがわかっていたので・・・。
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3月11日以来、私自身は自粛らしい自粛はしていない。もともと経済活動が活発じゃないし、前世紀のオンナなので最新じゃなくちゃだめってこともないし。節電は意識しているけど。
毎日絶対納豆、とか毎日絶対ヨーグルトという家でもないので、みんながお店にない、ない、と言っているのは不思議だった。そんなにまでして食べたいのかな??って。ミルクがなかった時は「ひょー」と思ったけれど、本当に小さなポーションで済む人間なので、久しぶりに1リットルを1本買ったら賞味期限までに飲みきれないと焦ったり(期限切れても飲んでます)。

ただ、自分が好きな味で自分のペースで食事ができる幸せ、とか、自分になじんだ布団で横になれる幸せを今回わかった、ということ。それだって、出張先の和室の布団に寝て気づいたり、偶然、震災後に仕事が忙しくて、駅ビルのお惣菜やさんも私の終業時間前には閉店になっていたりで、同じ物を毎晩コンビニで買って食べていた時にふと思ったのでした。
私はこの出張が終われば、この仕事が終われば、もとの生活になるけれど、彼らはいつになるんだろうって。このドタバタした生活だって自分が招いたものだけど、自分の意志でなくこの生活を何週間も続けている人たちは・・・。

もともとお弁当を作るのは楽しみでしたが、そこに幸せという気持ちが入るようになりました。
大したものを作っているわけじゃないけれど、「手作りの(自分の作った)冷たいお弁当は美味しい」。角田光代さんの文章を思い出す春の朝です。
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by eastwind-335 | 2011-04-06 08:20 | 日常 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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