一つひとつに想い出が

就職以来、私が6年近くかけて自腹で冠婚葬祭用のパール一式(除 指輪←しないから)を少しずつ揃えた時に担当してくださった方が人事異動で内勤になったお葉書をいただいたのが9月。ここは、家から歩いてだって行けますが、スッピン・普段着で行くところではありませんし、何も買わずに帰るお店でもありません。色々な事情がうまく重なり、昨日ようやく伺ったのでした。

その方は移動後に生じたご家庭の事情で退職なさったばかりでした。
次の言葉がなかなか出なかった私に、気を利かせたフロアー担当者がご自宅に電話をかけてくれ、ちょっとお声を伺うことができました。
業種も職種も違う方ながら、私も職場で年長者に、そして新しく入ってくる人にどう接したらよいのか、彼女の話し方、内容、立ち居振る舞いひとつひとつから学ぶことが多く、もうお目にかかれないんだなーと思うと、この何年もご無沙汰していたくせに、非常に落ち込んでしまい・・・。
この日担当してくれた店員(本来の新しい担当者はお休みでした)さんが「彼女は内勤になってからも、お客様のようにプレゼントを持って挨拶によってくださる方が多くて、後輩の自分も憧れでした」と教えてくれました。

一つ一つ買った時のことが思い出せるアクセサリーの棚に、昨日新たなアクセサリーが加わりました。お店に入る前までは、自分へのご褒美(励まし)と思っていたそれは、永遠の形を模したデザイン。お店を出た時、私の心の涙に重なるデザインだな、と思いました。
昨日のモルゲンターク新聞には「バブル」を振り返るミニ特集が掲載されていました。6年かけて、冬のボーナスの大半をそれに使った時もあるぐらいの、清水どころかスペースシャトルから脱出ぐらいの気持ちでこのお店に入っていたのはバブルが崩壊したといわれつつも、消費動向はバブルだった頃でした。





私自身はバブルの泡が減始りめの頃に地味な職場に就業したので世間でいうようなバブルとは縁がなかったのですが、それでも、給与は上向きで12月になれば年末調整で先輩曰く「時計が1つ買える」ぐらいの金額が振り込まれていたことを、しみじみ懐かしく思い出します。今じゃボーナス1か月カットがウン年目ですからね~。

学生時代のほうがバブルだったかも。学生時代、「シャツの襟を立ててパールネックレス」が流行っていた気がします。それから、ティファニーがものすごく流行った時代でもありました。
私たち(狭い世界ですが)の周りでは、「パールは親から、ティファニー他はカレから」という暗黙の了解があり、いずれにせよ「自分で買う」のではなく「買ってもらう」もの、という共通認識があったとも思います。
が、その頃、数年おきに「物入り」状態になっていた我が家、娘の私は真珠のことは言い出せず。
更に哀しい(!)ことには、ティファニーだろうとなんちゃってティファニーだろうその他だろうと、買ってくれる人(BF)もナシ(涙)。実際、大学時代の同級生の一部からは「なぜ、××ちゃんはいまだに独身で、あの東風さんが結婚しているの?」と面と向かって言われたことがあるほど、学生時代、みんな、誕生日もクリスマスも家族と楽しく過ごす私のことを「カワイソウな人」と思っていたそうです。実を言えば、私も「どうしてこの人たちってカレシがいないと人間失格みたいに言うのかな。ダンシなんて友達でいいのに。別れたら買ってもらったモノってどうするのかな」と不思議に思っていましたが(笑)。

ん?ということは、家人はカワイソウな人を間違って同居人に選んだもっとカワイソウな人ってこと?

思い返せば、あの頃、自分に似合うものが何か、ということが本当にわかっていなかった時期で、通学するのに服の組み合わせを選ぶのも苦痛。両親からすると、世の女子大生の間で制服化されていたジーンズは「野良着(教師に失礼)」、女子大生雑誌を飾っていたボディコン&ピンヒールは「そんなチャラチャラした恰好が良いのだったら、さっさと退学して働きなさい!」というシロモノ。超コンサバな環境だけでなく、現実問題として、ボディコンもジーンズも寸胴・足太な私には似合わず、実を言うと、学生時代は服を買うのが本当におっくうでした。一番ショックだったのは、膝上のタイトスカートが、立っている時はいいのに、座ると、隣のスマートな同級生とは違って、スカートが上がっていく・・・・。どうにも授業中に落ち着かなくなったものです。
そのうち、母が「あなた、下半身が見事だから、ズボン(←時代ですよね~)が似合うわよ」と言ってくれるようになり、社会人になって自分で服を買うようになって、少しずつ自分のスタイルもわかってきて、ユニクロな今に至ります。

相変わらず、雑誌を飾る旬な服装は似合いません(涙)。
40代であんな薄くてピチピチした服を着られるの?ある意味、21世紀のボディコンって感じがするんですけれどー(号泣)。ホントウにこの人たち、どっかでちゃんと働いているの?と、40代雑誌を見ると気が滅入ります・・ていうか、孤独さえ覚えちゃう、ワタクシです(笑)。

追記:学年が上がる時にはカレシも変わっていたという同級生、似たような元同僚たちに、思い切って元カレからのプレゼントはどう処分したのか?と尋ねたことがあります。
色々ありましたが、一番私にとってショックだったのが「その時のカレシに遠くにドライブに連れて行ってもらい、そこで捨てていた」というものでした。一応、湖とか池に沈めたようですけれど、そこって潜ったら龍宮城ができていたりして?
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Commented by himekagura at 2011-02-11 14:56 x
ひとつひとつパールを買いそろえていくって素敵ですね。
私が今つけてる装飾品は、結婚してから姑にいただいたものばかりで、そんなにアクセサリーをつけない私には、もうそれだけで十分なので、自分で買うこともなければ連れ合いに買ってもらう必要もなく。自分で選んで自分で買うという楽しさはないけれど、一生姑の思い出とともに大事にしようと思ってます。

昔の彼氏にもらったプレゼントですか~。もったいなくて捨てられませんが、かといって今さらつけるほどの価値のあるものももらえなかったので(笑)、実家にこっそり置いてます。
Commented at 2011-02-11 19:39
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by toramutti at 2011-02-12 02:26
わたしのまわりの友人夫婦のほとんどが、大学時代からつきあって同居、結婚というパターンです。とくにKantor夫婦は、彼女が2Semester、彼が1Semester時代からという強者。はっきりいって羨ましいです、20代をずっと共有している二人の姿。
パールは私も両親から、買ってもらったり、母が祖母からのを譲ってくれたりです。ティファニーなんて知らないオットですから、デザインアクセサリーをいくつかもらいました。
Commented by eastwind-335 at 2011-02-13 06:04
himekaguraさん、こんにちは。
お義母さまからの贈り物のパール、ステキです!
想い出にもなりますよね。
私は自分自身も周囲もブログに書いたように「改姓」があるとは誰も思っていなかったので、「うちにお嫁さんがくるので・・・」と相談されてネックレスなどを求めていらっしゃる方がキラキラ輝いて見えました。

私は社会人になってからはとにかく経済的にだけは独立しなくちゃ、という思いと、体型の異なる母のパールだと首がきつかった(笑)し、母も現役だったし、で自腹でした。
でも、自分で一通り買っておいてよかったです。結婚してからは、何かと私の身につけているモノに購入場所のみならず値段まで探りを入れる家人一族という「種族」がいる、と知ったので・・・(笑)。

家人とは旅先のウィンドーショッピングの際に意見を拝聴して想い出にちょっとしたアクセサリーを購入するぐらい。「あの時、こんなアドバイスでこれ買ったんだよね」と感謝してます。あ、支払はマイル蓄積のため自腹デス(笑)。
Commented by eastwind-335 at 2011-02-13 06:31
鍵コメ2011-02-11さん、こんにちは。
こちらこそご無沙汰しております。お元気でいらっしゃいますか?
私は一応世間を理解しておかねばならぬ仕事環境にいるので、シーズンに一度は2時間ぐらいかけてデパートの婦人服売り場を1周します。が、雑誌掲載のブランドは、入らない、短すぎる、胸元が強調されている、似合わない、見栄えの割には高すぎるところが多く、最後は、20年来おなじみの全国のどのデパートでも購入できるメーカーで選んでます。
役員秘書を定年まで勤めた方から「お誂えはどう?」とアドバイスされ、一度スカートを作ってもらいました。お値打ちなのだとわかっていますが、他のものまで・・となるとまだ勇気がありません。学校時代に、洋裁の授業をちゃんと習っておけばよかったな~(←ぶきっちょすぎて、家庭科の先生に「成績つけられないかも」と言われたことがあるくせに)。
Commented by eastwind-335 at 2011-02-13 06:48
虎ママさん、こんにちは。
himekaguraさんや、Kantorご夫妻、虎ママさんのように10代や20代の思い出が共有できていらしゃる方々と違い、我が家は30過ぎるまで全くの赤の他人だったのが、第三者の紹介によって突然同居生活を始めたクチ。お互いに社会人生活の間に出来上がっている嗜好(志向)があって、時々ムツカシイな~と思ったり、新鮮に思ったりです。

ご両親さまからの真珠、ステキですよね~。私も祖父が母のために誂えたネックレスがうらやましくて・・・。が、我が家では私のを母に貸し出してます(笑)。私に合わせてあるので、華奢な母にはゴージャスになるそうですよ。この頃は、母が父に「これは私の後は東風ちゃんが使うのだから、もう少し大きなものにして」と言ってアクセサリーを買ってもらっているようですが、実際に私が身につけると・・・「あら、小さいわね。じゃ、義妹ちゃん行きだわ」とか言ってます。やっぱり、私は自腹なオンナなのだろうと思います。

猪之介様のセレクトなさったアクセサリー、ステキだろうな~(憧憬)。
Commented by pepe at 2011-02-13 22:25 x
東風様、お久しぶりです。貴女様の御意見にはいつも「うんうん、そうなのよ===」となってます。
バブルねぇ・・・アッシー君たらメッシー君たらいたっけか(世間ではね)。恩恵にも預かれませんでしたがはじけた後のダメージも無かったのは寂しい気もしますが“善し”とせねばね。でも先日友人に付き合って金買取のお店に行ったのですが・・・「元彼君達にありがとうだわ=」と彼女がキラキラに。今まで処分しないで密かに持ち続けていた甲斐があったようです。う~~~~ん、やっぱバブルの恩恵って羨ましいかも!
身も心もガテン系な私は我が身を振り返りもせず中高年向きファッション雑誌に毒づいてますよ。「見た目より健康!冷えは禁物!」ってね。ああ、自分からかまって貰えない体質になってる。。。
Commented by akberlin at 2011-02-15 22:45
元カレからもらったものもクマだった・・・ので捨てられず。困りますなぁ。
アクセサリーで男性からもらったのは中学生の時のペンダント一個、あとは
結婚指輪。以上!・・・ひじょーにさっぱりした男性関係です・・・(寂?)。
Commented by eastwind-335 at 2011-02-18 16:50
pepeさん、こんにちは
お返事遅くなりました。
まあ、金買い取りにお出しになったお友達がいらっしゃると!竜宮城なみにすごい衝撃!
そうそう、メッシーとかアッシーとかいましたね。
女性に冷えは禁物です!ほんとほんと!
Commented by eastwind-335 at 2011-02-18 16:52
akberlinさん、こんにちは。
あららクマちゃんだとしたら・・・akberlinさんには捨てられませんよね~。
そうかあ、akberlinさんの指に輝く指輪・・・ふふふ。
by eastwind-335 | 2011-02-11 07:38 | 日常 | Trackback | Comments(10)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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