メル(と)モちゃん

母がケータイでメールを使うようになって早1年ちかく。
しかし、最近まで母のメルアドを知らなかった私。先月、実家へ帰った折に教わったアドレス(基本設定のところを見た)。どんなに何度も確認して送信してもうまくいかない。
ひょんなことから甥だけが母に届くアドレスを知っていることを知り、そのアドレスで送ったら無事に受信してもらえた様子。

「かいつうおめでとう」という返事が書いてありました。
なんじゃ、この他人事のような返事は・・・?と思ったワタクシ。
そこからがお笑いメル(と)モちゃん生活のはじまり・・・・。

母がメールをやるようになったのは、お稽古事で一緒になる年若いお友達の影響。みんなメールで連絡をとったりするので、母にいろいろと教えてくださっている様子。が機械オンチな母。スットコドッコイ状態みたいですが、みなさん心広く優しくいらっしゃるので、そんな母を見捨てることもないらしいです。

で、甘やかされているから(!)、いつまでたっても母は
漢字変換ができない。
間違えた字を消す方法がわからない。

ということで、私宛にくるメールはすべてひらがな。いや、時々漢字が入ることがあるけれど、大抵はひらがなだらけ。
「ひか゛ しかせ゛ ちやんへ。メールありがとう。ママはかんし゛ か゛ うてません。ど゛ うやつたらいいのかわかのかわからないので゛ かなしいです。」
とか
「きようはたいか゛ ドラマのひなので゛ おて゛ んわしてかけてこないてこないて゛ くた゛ さいせ゛ よ。あなたもみなさいせ゛よ」
とか打ち間違いを直すすべがないままで送信されてきている様子。
なぞの伝令文というか暗号文というか・・・。小さな「やゆよつ」をどう打ったらいいのかもわからない。そうだと思う。ローマ字入力なんて縁がない母だもの。でもそれだけじゃない、不思議な雰囲気がある・・・。
妙な間のある画面から妙なリズムが浮かび上がり・・・。何が変なんだろう、何がひっかかるのだろう・・・。
わかった!゛(濁点)の位置だ!母は濁点のある字をかくのに、濁点を別にいれているのだわ・・・。というか、濁点を見つけ出した母、エラいかも?!

ははからのめーるに「ままからのおねがいです。よろしくおねがいします」とひらがなでかいてくると、むねがきゅんとして、ざんきょうをきりあげてたのまれごとをしてあげたくなってしまいます。なので、せんしゅうからしょくばをでるまでけいたいでんわはみないことにしています。
でんしゃにのってからよむと、ははのゆうもああふれるメールがおかしくておかしくて笑いがとまらなくなりそうです。にやにやしているじぶんにきづきはずかしいときもあります。

母からのメールを読むたびに、母がメルモちゃんのキャンディーを口に入れているように思えてなりません。母が幼かったころ、覚えたての字をならべてこんな文章を書いていたんだろうなと想像してしまいます。母のことだから、肩に力を入れてあの小さな携帯を持つように、全身に力をいれて鉛筆ををしっかり握って一字一字考え考え書いていたんだろうな・・・。
人間って、新しいものと出会う時、幼いころに戻るのかもしれません。
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Commented by himekagura at 2010-12-04 02:24 x
東風さんとお母様って本当に仲良しでほほえましいなあ、、と思います。東風さんって親孝行だし。
うちの母は、変換や予測変換を使って、わけのわかんないメールを送ってきます。解読が大変です。たぶんこういう事を言ってるんだろうなあ、、と見当はつきますが。
Commented by eastwind-335 at 2010-12-04 12:42
himekaguraさん、こんにちは。
私が10代の頃は、本当に本当に厳しい両親でしたので、意見の相違はしばしばでしたし、喧嘩もしたことはありますし、世代間のギャップというか「大人はわかってくれない」状態になったこともありますし、親のいう通りにはできません!と泣いて反発したこともありますし・・・。まあ、その嵐が10代終了と同時に過ぎ去ったというところでしょうか。
いまだにけっこう厳しいことは言いますしね。この年になってそこまで言われなくちゃいけない足りない自分に・・・とほほですけれど。でも、私は親兄弟を含めて人が何か言ってくれるうちが花とおもってます。
私が親孝行というのは、どうでしょうかねえ・・・。できることをできるところまでしているだけです。himekaguraさんみたいにこまめにいろいろしてあげているわけではないんですよ。逆にまだ親に頼りっぱなしなのですから・・・。経済的自立だけはできたと思いますが、それだって今のところは・・・なわけですし。
himekaguraさんのお母様は感度も高いし、漢字が使えるなんてうらやましいです。
by eastwind-335 | 2010-12-02 22:19 | 日常 | Trackback | Comments(2)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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