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嬉しくて、驚いて・・・

図書館で月遅れのミステリーマガジンを読んでいたら・・・・。
思わず「うっそー、やだ、私以外にもこの本を注目してた人がいたんだ!」と声を出しそうになってしまう記事を発見。

私のあこがれ、ホタテ道(@akberlinさん 正しくはヤコブの道(サンティアゴ デ コンポステーラ))を踏破(!?)したドイツのコメディアンハーペ・ケルケリンクの「Ich bin dann mal weg」の翻訳が出た!!!!しかもみすず書房で。6月半ばに出ていたなんて・・・。新聞の書評に取り上げられていた?「あー、このころ私、何していたっけ?!」と地団駄踏んでます。ブログを読み返したら、そうそう、WM10やらソウル旅行やらに入れ込んでいて、確かに読書生活からは遠のいていた・・・。やっぱり本屋さんはワンフロアーのところにも行かなくちゃいけないなあ・・・。

いや、辞書をひきながら旅行記を読むっていうのは案外大変なもので、途中でストップしたままだったけど。一応、私の言い訳としては、父と本当に行くことになったら読み通す、ということで、一応、父との第一弾として目指す土地に至るまでは読んであるんですよ。なんちゃってipodにも著者自身によるオーディオブックを入れてあるし。

熱帯雨林.jpの案内を以下に引用しておきます。
ドイツで300万部の大ベストセラー!
稀代のエンターテイナーが放つ、
おもしろすぎる巡礼旅日記。

テレビで人気者のハーペイさんは
37歳の夏、胆石の手術後に、ふと
スペインのサンティアゴ巡礼道800kmを、一人で歩き通そうとくわだてる。
神を探し、自分を見つめる心の旅路。
ときにはひなびた教会で生と死に思いをめぐらし、
ときには居酒屋で仲間と朝まで大騒ぎ。
サンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂へたどり着くまでに神は見つかるのか。
まことに巡礼とは人生の寓話、そしてこんなにもドラマティック!


うーん「ハーペイ」さんか。いや、きっとドイツではハーペじゃなくてハーペイって呼ばれてるんだろうな。でも、かなりスットコドッコイ状態も赤裸々に描く旅日記とはいえ「巡礼コメディ旅日記」ってタイトルはどうなんだろうなー。ナントカ岩石じゃないんだし・・・。
嬉しくて、驚いて・・・_a0094449_1528593.jpgこっちが原作

嬉しくて、驚いて・・・_a0094449_1528375.jpgこっちが翻訳
本に載せた写真のコラージュですね


ということで、ハヤカワミステリーのおかげで2730円の支出決定!
みすず書房も粋なHPを作って販促活動をしていたんですねー。今年は忙しくてブックフェアーもチェックをわざとしなかったんだけど・・・著しく後悔。ビデオレターでハーペイさん登場したんですって。日本語で登場したんですって!(しばらく貼っておきます)


翻訳者がどんな文体で訳しているのか楽しみ。実は私もコソコソっと日本語に直してみたりしていたんで・・・。なんちゃって脳内翻訳機をフル活動させテキトー超勝手読みをしながらも、この本、翻訳がでたらいいなーとは思っていた。というわけで、この翻訳の人がどうやってこの本と知り合ったのか、訳そうという気持ちになったのかを知りたいです。そしてなぜ「みすず」からなのか。とかね。いや、みすずだからこそ私は安心して読むんだろうけれど、でも、どうしてみすずなんだろう・・・って。白水社じゃなくてみすずだってこともあとがきを読んだらわかるかな?
ドイツでドキュメンタリーを作っていたら公共エイセイ放送で放送権買ってくれたらいいのに、って思ってた。ZDFもブログを立ち上げるまでして、彼が出版した年は巡礼の道特集を組んでいたんですよね~。しかも今年は近年最後の聖なる年(次は2021年!)だったし。いや、スペインの高校生たちの「青春」モノもよかったけれど。もっと取り上げられるかと思いながら、それほどでもなかったような。実際の現地はどうだったのでしょうね・・・。
あー、絶対、来年こそ行くぞー!さすがに40日も休めないので、とりあえず、最初の5分の1ぐらいまでは・・・。もう頭のなかではシュミレーションはバッチリなんですけれどね(笑)。

パンプローナ(とりあえずここへ行くのが私の第一目標なのです!「日はまた昇る」の映画でタイロン・パワーが座っていた広場へも行ってみたいし)から先はまだドイツ語でちゃんと読んでない私。なんか、英語の宿題を教科書ガイド(訳文やポイント、単語の和訳などが出ていたアンチョコ)で片づけるような感じでちょっと決まりが悪いんですけれど、猪俣さんの訳で先に読んじゃってもいいよね?ね?(って誰の許可をもらうんだか・・・)

「これ、イイ!」と思っていたものを他人に説明するのが難しいことが多い私としては、嬉しいんです。
父ちゃんも一応日本の広告媒体に登場したし。
あとはやっぱりドイツのヤザワがもっと日本で紹介されたら・・・(←最後はそこか・・・と呆れられそう)。

最近、ハヤカワの出版傾向にはチト納得できないことが多かったのですが、この情報提供で「やっぱりハヤカワミステリーはよんでおかなくちゃね」と思ったのでした。
納得いかないことはですねー、最近のハヤカワが出す海外ミステリーが少ないこと。新しい作家を見つけてないといったほうがいいのかな。このところ、私が愛読していたアメリカ人作家は亡くなったり、あと翻訳が出てないのは新作だけ、みたいな状態。だから新しい作家も見つけたいのに、なんで順調に出るのが海外ロマンス小説なんでしょーか!そういうのはそういう出版社に任せればいいのに・・・。
英語圏がダメだったら非英語圏があるのに・・・。ま、最近ドイツ物もいくつかあってうれしいですが。
個人的には途中でストップしちゃってる、トニイ・ヒラーマンのナバホ警察シリーズの再開を!ですね。あれもいい作品なんだけれどなあ・・・。
Commented by akberlin at 2010-11-09 14:20
そうそう、この本、翻訳が出たのは新聞の広告でみました。
でも私も原作を持っている・・・翻訳本を買うのは相方が
許しません・笑。だったらあーたも村上春樹を日本語で
読みなさい、なんですけど・・・。

ハーペ・ケァーケリングってデュッセルドルフの人だったんだ!
Hans Peter(ハンス・ペーター)なんていうほとんどおとぎ話みたい
な名前だからてっきりバイエルンかと思ってました。

日本語の字幕、かなり言ってないことまで入れてみました状態でした
が、ハーペィ(っていうと何となく中国のひとの名前のように聞こえるん
ですが・・・)のわかりやすいドイツ語が先生みたいでした。テレビに
出てるときはもっとわかりづらいんだけど・爆。
Commented by toramutti at 2010-11-10 04:57
ドイツのヤザワ、コンサートツアーの大看板、この前どっかで見ましたよ。
Commented by raquel_2006 at 2010-11-11 02:30
「ハーペイ」さんの本の原作とCD、持っています。夫にプレゼントしたらすごくおもしろいと喜んでくれました。でも私は・・・手元においたままでまだ読んでいません。翻訳が出たのは知りませんでした。私は何のためらいもなく先にそっちを読むことにします。

すごい偶然なのですが1日違いでヤコブの道の映画のことを私のブログに書きました。この映画、もうご覧になっているかもしれませんが、ほんとにおもしろかったです。
Commented by eastwind-335 at 2010-11-12 06:11
akberlinさん、こんにちは
おおー、もうご存じだったのですね・・・。タイトルが違うし、表紙も違うし(あの原著の青、よかったのに)、著者名の読み方も違うから、翻訳本を買ってもきっとドクは分からないにちがいない・・・というのは甘いですか?
私でもかなり聞き取れるところがあったので、凄ーい、自分!と思ったのですが、やっぱりゆっくり話してますよね(笑)。みすずのこの本のツウィートを読むと、かなりがんばって字幕をつけたようですね。

でもやっぱりあのタイトルは・・・。
Commented by eastwind-335 at 2010-11-12 06:12
虎ママさん、こんにちは。
そうですよ。えらい高いチケット代らしいですが、コンサートツアーをするんです。でも、休みを絶対に取れない時ばかり・・・。
彼の顔が大看板に・・・見たいような、チト怖いような・・・。
Commented by eastwind-335 at 2010-11-12 06:18
raquelさん、こんにちは。
あの原作もいいのですが、CDもいいんですよねー。コメディアンとしての彼を知らないので、CDと芸風のギャップがどんな感じかはわかりませんが。その辺、ご主人はどう思われたのでしょう・・。
サン・ジャックへの道、いい映画ですよね!私は劇場で観ました。父へ勧めたほどです。raquelさんのOpaはご覧になったのでしょうか?Opaもすごいですよねー!
by eastwind-335 | 2010-11-08 17:06 | Books | Trackback | Comments(6)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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