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どくしょかんそうぶん

もう明日から学校が始まるところがあるようですね。
もう20年ぐらい前にテレビで放映していた「ちびまる子ちゃん」でも夏休みの宿題のスッタモンダの話があって、すごくリアルで、まるで自分を見ているような気がしたことがありました。同世代漫画家ならでは、なのだなあって感心したこと、いまもこの時期になると思い出します。

同世代の同僚のお子さんの夏休みの宿題話を聞きました。
彼女は働くおかあさんとしてがんばっていると思うのだけど、ちょうどお子さんが小学校も高学年に上がり、二人ともが坂道を目の前にしているのだろうと思います。

本はすきだけど、読書感想文がうまくかけないって、お子さんは悩んでしまったって。
おかあさんから見ても、どうしてこんなことしか書かないんだろうって。
おかあさんもつきっきりで書き直しをさせたとか。
お母さんもたいへんだ。
怒らないようにした、って言っていた。彼女はきっとそうしたと思う。
ただ、どうしてうちの子がこんなにできないなんて、と思っているのだろうと思う。
なんでも一人でできる子だったのに、どうしちゃったのかなあ、って。

その子は、きっと、自分でもっとよくなりたいって思い始めたんだろうと思う。だけど、よくなりたいっていうのは、先生や親がいう「よい」じゃなくて、自分の中で基準みたいなものができ始めていて、でも、それに簡単に到達することもなく・・・というもどかしさが出てきたのかも。
私もこのころって、漠然とだけど、いまとはちがうようになりたいって思ったけれど、うまくできなくてもどかしかった。
このころから中学が終わるぐらいまで、両親、とくに母と精神的にぶつかることが多くなった。見抜かれてしまうのがすごく嫌だった、というほうがいいのかな。
どうして、わたしの考えていることは、親にわかってもらえないんだろうって結構考えたりしていたなあ。
で、結局相談するのは母だったりして(笑)。
わたしはデキのわるい小学生だったから、とにかく宿題を終わらせるだけで精いっぱいだったけれど、それでも、感想文って、あるときから苦手になった。自分の気持ちと向き合うのが怖くなってきたんだろうなあ。

でも、きっとお母さんがそばについていてくれたことは、この子は忘れないと思うよ、とみんなで励ましたのでした。
Commented by バート at 2010-08-30 01:42 x
なんだか、リアルに身につまされる話ですね。
10年後、間違いなくやってくる未来というか、避けて通れない道というか。
ああ、どうしよ。

僕は小学生の頃から本をたくさん読んだせいか、国語と算数だけは得意でした。
特に考えていることを文章にするのは苦にならなかったですね。
唯一のとりえと言うか(笑

僕がずっと困っていたのは、「国語がこんなに出来るのに、なぜ英語はこんなに出来ないんだろう?」ってことでした。
ああ、英語は今でもずっと苦手。文章書くのは今でも得意。
雀百まで……ってことでしょうか?(笑
Commented by eastwind-335 at 2010-09-05 20:08
バートさん、こんにちは。
私の両親は宿題を手伝う、という考えのない人たちでして、高校のころ、よく勉強のできる子が「うちのパパがこう解くといいって言ってた」なんていうのを聞きうらやましく思ったことがあります。
今年は、私のまわりは子供の夏休みの宿題でいろいろと苦労があった様子。この年になって勉強ができようとできまいと、かなり親がかかわっていることを知りました。
私は、課題図書っていうのが、まずは苦手だったのでした。なんか、先生が期待していることがプンプンにおってくるような文章で。つまらなかったです、なんて書けないので、とにかく良かったところを見つけるようにして書いていました。

英語は数学が得意な人のほうがいいらしいですよ。算数じゃなくて数学なんですって。どこが違うのか、さんすうも数学もダメダメちゃんだった私にはよくわかりませんが・・・。
by eastwind-335 | 2010-08-29 18:50 | 日常 | Trackback | Comments(2)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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