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私はイヤだ

自家製の野菜はいいと思う。
実際に作っている方から頂くとおいしいなあと思う。

けど、ファストフードの店内のコンテナで24時間温度管理&光当てっぱなしにして、これまでの2倍のスピードで育つレタスを「自家製」と銘打って、それを使ったサンドイッチを食べたいとは思わない。
レタスの味が濃い、と口々に言ってましたが、味の濃いレタスを食べた経験があるの?味の濃いってどういうこと?
アミューズメント性?なにそれ?広告商品じゃないだから、レタスは!電2のサラリーマンは何を考えているんだか。
人々の口に入る食べものなんだから、テレビゲームじゃないから!

24時間光を浴びて大きくなるって、レタス界のフォアグラ?鶏の口を開けて餌を突っ込むのと一緒じゃないの?

あー、久しぶりにニュースを見てイラっとしてしまいました。
天候という自然の摂理に振り回される農家の人にはいつも頭が下がる思いでいます。
なるべくムダを出さないように食べたいと私自身も努力しています。
天候不順で野菜の価格が下がらなくて、困っているのは事実。

だけど、だからといってムリヤリ2倍のスピードで大きくするなんて、気持ち悪い。自然の摂理を無視するようなことしていて、いつか天罰が下るんじゃないかって心配。こういう技術開発にかかわっている人には申し訳ないけれど、自然とか天然自家製じゃない。こんなの、全然。うさんくさすぎる。

*今朝、再度読み直して、最後のところを少し直しました。で、直し終わったら、今度は公共エイセイ放送でこのニュースのダイジェスト版を流してました。それを見ていて、「味が濃い」だけじゃなくて「パリパリしてる」と言っていた人もいたことを思い出しました。パリパリか・・・。
Commented by greenagain at 2010-07-05 23:26
こんばんは。
観ました、これ。
育てている野菜を観ていい気持ちになって、また来てもらう気にさせれば目的達成なのだろうと思いました。
ただ、本当にいい気持ちになる人は、どの位いるのでしょうね。
なんだか、あの野菜は水槽の中で泳ぐ熱帯魚のように見えました。
Commented by eastwind-335 at 2010-07-06 07:27
greenagainさん、こんにちは。
私にとっては、そんな栽培(下手をしたら、白衣をきた人の手入れ風景まで見なければならないのですよね)を食事中に見せられて、いい気分にはならないです。野菜栽培の3Dみたいなもので、視神経に触りそうです。
こういうものを「うわーぁ、すごぉーい」「きゃー、おもしろいね」とか「おいしいー」「行ってみよう!」と言えない自分は21世紀からどんどん取り残されそうですが、でも、自分の感覚を信じてみたいと思うこの頃です。
Commented by terrarossa at 2010-07-07 00:48
こんばんは、東風さん。どうもごぶさたしておりました。
私もこのニュース見てました。レストランやカフェの店先に植物プラントって、海鮮料理屋で、生きた魚介類が泳いでいる水槽を置いて「これをお店で調理しますよ」っていう客寄せ的な発想と同じかも。
この技術によって、将来宇宙で……というのはまだ先だとしても、自然環境の厳しい地域(土が露出しているところはほとんどなく、建物が密集して日当たりもじゅうぶんとはいえない日本の大都市圏も同等でしょう)で野菜を生産できる、その地元に生鮮野菜をローコストで供給できるという可能性があり、そういう点で産業的には「あり」だと思います。

ただ、オンエアされていたような使い方含めて、このような生産スタイルでは、もはや「農業」ではないし、できたものも「農産物」とは言えない、そして、現在農業に関わっている身としては、ああいう技術開発は必要だけど、「農業の工業化」が将来の農業のメインストリームにはなってほしくない、とも思ってます。
Commented by eastwind-335 at 2010-07-08 06:39
terrarossaさん、こんにちは。

客寄せの発想らしいですよね。ニュースに出ていた広告代理店の人もそういっていましたし。

生鮮野菜ってナンだろう、と私はあのニュースを見て思いました。あのケースに入っている野菜を見て、味わうという気分にはなれませんでした。
遺伝子操作による栽培に近いものを覚えました。生産性は安定するかもしれないし、環境が悪化していくなかで、人間が生きていくためには仕方ないのでしょうか・・・。
by eastwind-335 | 2010-07-05 21:41 | 日常 | Trackback | Comments(4)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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