日はまた昇る!(7)ホテルに到着

19年ぶりのフランス。19年前にフランス帰りのお兄さんに特訓された「私はフランス語が話せません」。これとせいぜい数字を1から5まで、そして「ここ(イシ)」しかフランス語で言えない私のホテル探しは二転三転しました。

今回のパリのホテル探しの譲れない条件はこのふたつ。
・スーツケースを預かってもらう
・モンパルナス駅までのアクセスがよいこと

ネットで検索をしていたところ、モンパルナスでアパートメントホテルを経営している日本人が女性向けのホステルも経営しているという雑誌の紹介がヒットしました。それもスーツケースも2度泊まるのであれば、パリを不在にする間預かってくれる、と。
ホステルだから予算もOK。
ただ、ホステルに到着するためには、モンパルナス駅からさらにバスに乗る必要がある様子。
加えて、予約のためにはLineをやっていることが条件になっていました。
私はLine、FB、twitterの3大SNSはやっていないのです。
LINEを始めようかどうしようかと考えているうちに、私が泊まりたい日は満室になっていました。

一からホテルを探すことに。
エクスペディア他の評価サイトに「日本人も投稿している」ホテルで、かつ上の条件を満たすホテルはオーチャードホテル。

飛行機に乗ってからある事実に気が付きました。
機内で、ホテルのHP掲載の周辺地図と日本語女子向けガイドブックの地図と突き合わせた時のことです。ほかの国版で非常に役立った「歩くパリ」をネットで注文したところ、そこにはなぜかモンパルナスの地図がなかった。なので、私はあわてて出発直前に日本語女子向けガイドブックを買ったのでした。もちろん、店頭で「モンパルナス」地区の説明があることを確認して。
なので、ホテルまでの道のりシュミレーションは空に昇ってからでいいんだ、と思っていました。

と、ところが!日本語女子向けガイドブックのモンパルナスの地図には私が泊まるホテルのある通りが出ていない!

雲の上にいますので、「すみませーん、そこで降ろしてください」とは言えません。
出発前夜、父がいった「杜撰な計画!」という言葉が脳裏を一瞬よぎりました。けれど、ま、私は、一事が万事こんな感じで日常を送っています。だから、事前に策は練ることはありませんが、次善の策を見つけ出すのは得意。

心底、思いました。ホテル提供の地図もプリントアウトしておいてよかった~って。
ただし、こちらには空港バス停がはっきりと書いていないので、女子向けガイドブックバスに記載してあるバス停からあたりをつけて、脳内シュミレーション。
実際、バスから降りると、曲がり角として目印にしておいた有名ホテルはすぐに目に入りましたので、心配することなく予約したホテルへ到着しました。
この日は通りは広くてきれいなのに人が少ないので緊張して歩きましたが、それでも、「あ、エッフェル塔だ!」と遠くにあるにもかかわらず大きく見えている観光名所に気付くぐらいの余裕がありました。
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(ちなみに、この写真は、ホテル到着後に買い出しに行った時に撮ったものです。私はスーツケースを持ってる時には写真を撮ることはほとんどありません。)

ホテル到着!
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リノベーションされたばかりのお部屋みたい。
室内はこじんまりとしていますが、清潔。
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右手のドアが廊下へのドア。左手のドアがバスルーム。
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バスタブがあるのがうれしい~。
小さな公園?がホテルの前にあります。でも人がいない。そういえば、通り過ぎたレストランも人が入っていなかったなあー。
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お水を買いにでかけたい、とフロントに相談したら、近所のカルフール系の小さなスーパーを紹介してくれました。
スーパーはすぐにわかりました。その先の通りまで歩いてみることに。
商店街のようだけど、日曜日だからお店はほとんど閉まっている。
それでも興味をそそる通りなんですよー。
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本屋さん、かわいい~。

壁画もすごい!
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で、壁画に見とれていたら、目に入ってくる緑の容器。
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リサイクル用ボックスですよ!どうも靴が入りきらなかったようで、上に並べて置いていった人たちがいるらしい。
ここだけなのか、と思っていたのですが、後日、街のあちこちにこのボックスがあることに気が付きました。

スーパーへ戻り、水や今晩食べるサラダなどを購入して部屋へ。ドイツでいったらアルディみたいなところかな?
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品揃え、いいですよ!私にとってカルフールっていうのは、中国で展開しているイオンみたいなところ、ってイメージがあるのですが、ここは、ドイツでいったらALDIの上級版って感じでした。

ちょっと素敵だなーって思うお店には、こんな紙が・・・。
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そうなんですよねー。私が到着した日は、パリのお店もバカンス中のところが多くて・・・。二度目の滞在時もまだバカンスだから、正直パリの街歩きには期待をしていなかったのでした。

しかし、観光名所には世界中の観光客が来ているパリ。私が機上の人になって割とすぐに、エッフェル塔での刃物持ち込み男性事件があったと日本でも報道されたらしい。私がパリについて受信した家人からのSMSも、父との電話でも、「絶対にエッフェル塔みたいな人の多いところは行っちゃいけない」と。「え?」と言い返したいところでしたが、特に両親は心配の極みにあるはず、と「大丈夫、明日もお部屋でゆっくりするつもりだから~」と電話を切ったのでした。この言葉はウソではなく、珍しく翌日のミッションはたった一つでしたからねー。

ホテルに戻り、お夕飯。
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トマトは日本から持ってきた。本当は機内で食べるつもりだったけど、タイミングを失したのでした。紅茶(ピンクの袋)もお友達からもらったものを日本から持ってきた。菓子パンも(セブンイレブン)。ハムと向こうのヴィッテル、そして写真には写ってないけど果物がおフランス製。ハムは4枚しか入っていない。

夕飯のお供はテレビ。
このホテルは、なんと!ドイツ語放送も受信できるテレビが部屋に備え付け。ということで、ZDFをさっそく見ましたよー。って私、パリに来たんだった、ワタシ。
あわててFrance2へ。ここの夜7時のニュースは日本で毎朝私がNHK衛星放送で見ています。キャスターが素敵なんですよねー。でも、やっぱり何を言ってるのかわからないため、BBCへ変えるために一局ずつザッピングしていると・・・

フランス語をしゃべるサイラス・ルーボが!
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ルーボっていうのは、私が好きなLaw & Order本家版に出てくる刑事。
言葉数の多いルーボ・・・。ストーリーはわかっているけれど、コトバがわからないので、途中で寝入っちゃった(汗)。

そう。私は、明日は何をしようかな~と思いながらフランス語を使いこなす(爆)ルーボを見ていたのですが、気が付いたら寝ていました。どこの国に行っても時差に関係なく夜9時になると眠たい。
おほほ。あちこちの国を旅行して自分の体がわかるようになりました。
日没とともに一日が終わり、夜明けとともに一日が始まる体内時計を持ち合わせているらしい。外が明るい間はしっかり目を覚ますようにしていますが、世界各国夜9時すぎには寝入ってしまうスイッチを内蔵しているようです。
ただし、朝3時には目が醒めてしまいます。ま、6時間近く寝たことになるから、いっか。


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# by eastwind-335 | 2017-09-17 05:55 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

スマホ解放席、でも作ったら?

昨日、ジャミロクワイのライブに行ってきました。
数か月前、JKの体調不良でまさかの直前キャンセル、払い戻しになったライブ。どういうわけか、早々に再来日が決まったものです。優先順位があがったわけではないでしょうが、なぜか私たちは、身の丈にあわないアリーナ席があてがわれていました。
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ほぼ満席。
7時ピッタリに会場内の電気が落ち、ライブ開始。
ほかのメンバーが演奏を始めるなか、肝心のJKがなかなか出てこない。じらされる私たちは声を挙げて盛り上げます。

そして
ついに
JK登場!

この前の直前キャンセルは仕方ないなーってJKにスポットライトが当たってステージのフロントに立ったとき、猛烈に思いました。
だって、うちの家人が舞台にいるのか?!と思いたくなるような体型の男性が自由の女神の冠みたいな帽子をかぶっているんだもん。絶対、腰が悪いと思う。尾てい骨から首までヘルニアなんじゃないか?って人の体型。

JKがでかくなった、というのは、直前キャンセルを伝えるyahooニュースのコメント欄に書き込んでいた人が複数名いたので、あらかじめ頭にあったのだけど。そして、私はジャミロクワイの熱烈ファンというよりも、JWaveなどでよく聴いていた程度の90年代に20代だった人にありがちな程度の関心の持ち方だったけど、でも、あのCMに度肝を抜かされた世代でもあり・・・。アシッドジャズというジャンルで括る音楽を聴いていた世代というか。

勝手に私はJKっていう人は小さな人なんだろうと思っていたのでした。小さくて、自分の世界にからこっちを覗いている小さな王様。

この小さな王様は小さな王様のままでした。
半分は新しいアルバムから、残りはCMソングなどで、多くの人の耳に残っている曲(ファンには定番なのでしょうけれど)での構成。飽きさせない。初めて来た私たちだって、ワーってなる感じ。

しかし、私はこの小さな王様ワールドに最初こそ、「ワーっ」てなっていたし、ステージからとっても近かったので(すべてが肉眼で見れた!)最初からずっとスタンディング。すぐにすわりたがる家人も腰痛なのに、アリーナ席だから、と遠慮して立ちっぱなしだった。
ステージ演出も、いかにもジャミロクワイで、宇宙を移動するジャミロクワイ号って感じだった。
この宇宙には小惑星が浮遊していた。

スマホやipad(かなりでかい)っていう名のコスモスが。

撮りたくなる気持ちはわからなくはないのだけど(斬新というよりも、ジャミロクワイっぽさ満開って感じ)、歌が始まるごとに、ライトの色がかわるごとに、JKがこっちへ来るごとにいきなりスマホをポケットから取り出し、両腕を、私が見ている(だって私だってJKの動きを肉眼で追ってるから)方向に伸ばす。

私は比較的視野が広いほうらしく(免許を取る時に知った)、おまけに、ゲシュタルトが異なるものへの反応がちょっぴり早い。つまり、それまでJKの歌声なり、ステージから出てくる音楽や彼の被り物が広がったり縮まったりというのを楽しんでいるところに、視覚的な邪魔が入るわけで・・・。

ものすごくがっかり。

2階席だったらいい。遠いんだもん。もう、肉眼で楽しむというよりも、両端のスクリーンで見て、生の音楽を楽しむという気持ちでライブに参加しているから。
でも、1階アリーナではやめてほしい。みんな大きく取りたいから、ズームをかける。そのズームがかかる様子まで目に入ってくる。
もっと腹が立ったのは、待ち受け画面まで目に入ってくること。私はジャミロクワイを見に来たのに、なんで1曲の間に2度も3度も見知らぬ人の子供の顔とか見せられなくちゃいけないわけよ、っとイラっと。
加えて、隣に立っているうちの家人もスマホやら仕事上持ち歩いているコンパクトカメラを取り出して撮影するもんだから、私は「もっと五感で愉しもうよ!彼を撮って何が楽しいわけ?」と耳元で大声で注意してしまった。周囲には聞こえてないと思うけど、家人は「みんなに聞こえるだろう」って不機嫌に。それでも、それ以後、家人は撮影はしなかった。ただ、こちらが話しかけても愛想がないままでライブ終了。

このとき、ちょっぴり思いました。もう家人とこういう大きな会場でのコンサートに行くのはやめようかな、と。他人が撮影しているのは「ちっ」と思うだけ。でも、家人になると、実際に撮影器具に手を置いて撮影を辞めさせたくなる。せっかくお金払って来ているのに、隣で、自分の知っている人までする、となると、嫌な思い倍増。家人にまで我慢をしなくちゃいけない、っていうのは、本当に嫌だ。

とはいえ、雰囲気を悪くするために彼にチケットを取ってもらったわけではない。自分がもっとのめり込めば、隣のやっていることなんて気にならなかったはずなのに、と自分を責めてしまう私。言わなきゃよかったなーと反省。「本当は撮影したかったんでしょうに、ごめんね」と電車の中で謝ったら、家人が「キミの気持ちもわからなくもないけどさ」という前置き付きで、今のミュージシャン事情を説明してくれました。

いま、CDを買う人は減っていて、音源配信がメインだけど、それほど儲かるわけではない。だから、多くのミュージシャンはライブ収入がメインになっている。だから、集客のために宣伝費をかけざるを得ないけど、限りがある。インスタで、このコンサートはこんなにカッコイイんだ、とわかれば、ほかの国の人までが「行ってみようかな」ということになる、と。だから、撮ってupして欲しいっていうのがいま、大きな会場のコンサートはプロ仕様のカメラ以外は禁止されなくなった理由だ、と。
録画が禁止されているのは、音源配信にかかわることになるからだろうなーと。

実は私たちの視線にどうしても入ってしまう場所にいる人たちには、ipadで1曲の3分の2ぐらいは録画していた女性がいたのでした。それほど大柄な人とも思えず、よっぽど腕の力が強いんだろうなと思わざるを得ない。家人は「あれはルール違反だろうに、通路を往復する係員は咎めなかったよねえ」と家人すら呆れていた。

私は、つくづく思うんですよね。
アリーナっていうのは、肉眼で楽しみ、耳で愉しむ場所。だからチケット代も高いんじゃないのかな。
大脳にグイっと入ってくる情報をより直接的に得られるところ。
そこに、スマホの画面が四六時中入ってくるのは、頭がおかしくなりそう。人間の情報処理能力っていうのは発達できるかもしれないけれど、ある種の限界がある。きっと限界でも生理的には情報処理するのだろうけれど、心理的にはどうなんだろう。限界のなかでヒトは楽しめるんだろうか。
スマホの画面というのは、私にとってはテレビと同じ。つまり、スマホの画面が目に入ってくると、もうそれはwowowでライブを見てるのと同じことになってしまう(少なくとも私にとっては)。
ライブ(コンサート)へ行くのは、遠くであろうと、近くであろうと、見やすかろうと見にくかろうと、自分の目と耳を通して情報が大脳に届くのを楽しみにしているのであって、スクリーンという一枚のプラスティック板を通してではないものを求めて、なわけなのです。

ということで、昨日、私は、家人が私にミュージシャン事情を教えてくれた時に、私の主張を試みてしまいました。
・誰もが撮ってよい時間(曲)を決める。
・アリーナ席には「スマホ・ipad解放席」っていうのを設定する。そこは少しお金を高めに設定する。自分も撮るんだから、他人が自分の目の前で腕を挙げて画面をバーンとおいても文句言わない。宣伝に繋がるっていうんだったら少し安めでもいい。
・絶対撮っちゃいけないゾーンをアリーナ席に作る。少し高くても構わない。
同じ空間を何の道具もなく楽しむというのがライブのよさだったのでは?本来の楽しみ方ができる席、自分の五感を大切にしてもらえる席があってもいいはずだ、って。

2階とかの遠くの席は階段席だからスマホの画面が目に入ることは少ないし、スマホのズームも高々知れているので、逆にみんな、1,2枚撮ったら割と音楽にのめり込む。
まさか、だったわ。アリーナ席のほうが案外ライブを楽しめない、だなんて。

ロック評論家って仕事、いまもあるのかしら?
新聞でも、ライブそのものの評論って減って、社会学的な深読みをするものが増えすぎている気がします。いや、もちろん、社会学的な読みは面白いんだけど。
でも、もっと、そんなことを吹っ飛ばして「ただ、聴いて、身体を揺らして、全身でよかったー!と思いたい」という原始的な喜び(これが行き過ぎると、独裁者劇場になるから注意が必要だけど)に浸れる場所に、どうして私ったらいなかったのかしら?!と思わせるようなライブ評論、最近見かけないなー。読んでみたいなあ。
読んでるのに、私が文章を読み取れていないのかしら?
読んで想像するという能力もスマホによって「ほら、見てみな」的な知覚への暴力で脅かされている感が否めない、そんなことを考えさせられた一夜でした。

あー、お金払って、こんなちんまいコトを考えさせられるなんて、なんだか損した気も(笑)。

いやいや、JKのあの姿を「自分の目で」見たことができたんだから。音楽も「ジャミロクワイ」を裏切らないデキだったし。90分ずっと踊りっぱなしだったのは初めてかも(笑)。来月の健康診断前に「運動しなくちゃ」ってJKのお腹を見て決意したし(爆)。

やっぱり、行ってよかった。

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# by eastwind-335 | 2017-09-16 08:26 | Musik | Trackback | Comments(0)

日はまた昇る!(6)名前が変わっていたバス

空港から宿泊先ホテルまでの移動をどうするか。
このことを考えるのがとっても楽しみな私です。

私は公共交通機関を信用しています。タクシーと違って「コトバができなくてもバスも地下鉄も乗ることはできる」からです。
切符を買うべきなのか、回数券にすべきなのか、どこで乗り換えるのか、等々を地図や路線図を片手に想像するのは、とてもワクワクする時間です。
一方で、治安の問題も。留学体験のある方から、都市部の特定の地域での公共交通機関の乗り換えはしない方がいい、と教えてもらうこともあります。

バスか地下鉄か、となると、バス利用のほうが私は好き。平面の地図が3次元になって目の前に広がる。高見の見学じゃありませんが、街の様子もわかる。ここは楽しそう、ここは安全。ここは、私にはちょっぴり怖そうだわ、とか見当がつけられます。地名に勘が働けば、平面の地図での位置づけがすごく楽になり、行動範囲が広がる。
こんなふうに、バスの中では安心して自分を地図のなかに落とすことができます。もちろん、バスを降りる前には、すべてをカバンの前にしまいます。
地下鉄は、そういう「街見学」ができません。たいてい、空港への地下鉄は、ある部分までが地上駅で、都市部に入ると地下駅になっていきますから。ただ、渋滞はもちろん遅延も少ないから、確実な移動手段です。

私は、今回は、モンパルナスのホテルに泊まることにしてあったので、シャルルドゴール空港から「エールフランスバス」にのってモンパルナス駅まで向かうつもりでいました。ミュンヘンで使った「ルフトハンザバス」の便利さがあったからです。荷物をもって電車の段差をえっちらおっちらするのは面倒だし。
シャルルドゴール空港は19年ぶり3度目の利用となります。しかし、これまでの2度、離陸したことはあっても、着陸したことがない。(パリへは陸路<電車>で入っていたので)。

空港の建物は私の想像とまったく違っていました!
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多くの国では長方形のコンクリート打ちっぱなしの似た建物。
私はターミナル1に到着したのですが、着陸してから機体がそこへ至るまで、不思議な印象を受けました。間をぬぐう建物が曲線なんですもの。
ターミナル1をぐるぐる.
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どこへ連れていかれるのかしら?あの空いたところかな?
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1960年代のフランスのSFドラマがあったらこういう雰囲気だろうなーって。(実際、あとでググったら60年代のデザインなのですねー)
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ワクワクしちゃう。
入国審査をおこなう建物へはエスカレーターで移動。微妙な上り下りがあって、これがまた不思議な感じ。天井もそれほど高くない。クネっとなっている。SFっぽい。
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ピクトグラムもあり、すんなりと入国審査へ。中国語も書いてありますから、漢字文化圏の私たちにも楽勝!
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入国審査自体はロンドンのそれに比べれば楽勝ですけれど(何も尋ねられない!)、非ユーロパスポートホルダー用窓口が少なくて・・・。が、西洋系の顔立ちの非ユーロ圏出身者1名をみつけた係員が、彼に「こっちへ」と数が少なくなっているユーロ用窓口へ誘導。ところが、彼が理解できなかった様子で、係員が再度「こっちへ」と行った時に私を含めて日本人の列が10余名できていた。ということで、私たちまでさっさと入国させてもらえたのでした。荷物ももうターンテーブルに乗り始めていて、あとでノートを見たら、入国審査で並び始めて荷物を受け取るまで20分を切った!

ターンテーブルがあるところへ向かう途中に見た風景。
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迷子になったりすると、この作りの複雑さはツラいでしょうけれど、時間がある時にぐるっと一周してみたい。

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さあ、あとは、「エールフランス・バス」乗り場へ向かうだけ。ガイドブックには出口番号が書いてあったけどちゃんと覚えておかなかった!空港内はスリが多いというので、いまさら見返すわけにもいかず。しかし、ピクトグラムが充実しているヨーロッパ。楽勝でしたよ。ただし!そこには「エールフランス」って書いてないのです。インフォメーションが近かったので「エールフランスバスでモンパルナスへ行きたいんですけど」と尋ねると、外を出たところです、と。
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モンパルナス行きのバス停はすぐ見つかり、待っている人たち(観光客だわ)にチケットをどこで買ったらいいのか尋ねていたら、係員が私が通り過ぎた小さな待合室を指して「チケット!」と。下の写真の後方に写ってるところで売っているらしい。
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2台の券売機があり、係員が「あと5分で次のが来るから早く買いなさい」とチケットを買うのを手伝ってくれました。

「バス停は出てすぐ左だから」とまで教えてくれました。「エールフランスバスが来ますか?」「バスの名前は変わったんだよ」ほかにも何か言いたそうでしたが、次のお客さんが「チケット買えないんだけどー」と声を挙げていたので、係員は再び機械へ戻りました。
バス、来た~!
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バスに乗ってホッとしました。第一関門突破って感じ。そして気が付きました。英語だけでコト足りた。それって、国際空港だから?

バスの座席から見下ろすと、こんな風景が。これって、高いところからじゃないと気が付かない曲線ですよねー。
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空いていたので窓側に座りました。日曜の午後をどう過ごしているのか、車窓からチェック。

特に、今回は観光客がいるとは思えない住宅街の通りをみんながどんな格好で過ごしているのかをチェック。バッグは二つ持ちがそれなりにいて、一つ持ちの人も脇をキュッと締めている。
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カフェに座っている人をショルダーバッグを肩から降ろしてない人がそれなりにいる!私が買ったようなサコッシュらしきものを斜めかけしている人も。そして、そのバッグはかならず身体の前面に。確かに背中には目がないものねー。

リヨン駅にて。あー、階段を使うとこういうことになるのね、というか、私なんてもう一つ二つ荷物が増えていそうだわ~。
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小一時間かかる、とガイドブックにはあったけれど、日曜日の午後だからか40分ほどでモンパルナス駅に到着。最初はここが駅だとはピンと来なくて。だって、駅のすぐ横に公団住宅のような高層住宅が併設しているとは思っていなかったので。

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まあ、ここまで来ると、駅なんだーと思いましたが・・・。
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40分、っていま考えるとそれなりの時間でしたが、街並み見学、そして、ホテルまでの道のりの脳内予習であっという間に過ぎてしまいました。
脳内予習?!
そうなのです。ホテルに着くまでが今日のミッション・・・。特に今回は、機内でガイドブックを見ている時に「あれえ?」なこともあったので脳内予習は念入りに行いました。

「あれえ?」って?!

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# by eastwind-335 | 2017-09-11 15:56 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

日はまた昇る!(5)三マスク

今回の旅行は珍しく、昼便でパリ直行となりました。
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本当の目的地はパリではないし、到着した2日後からは体力がいることをするので、いつも以上に機内生活から「ヨーロッパ時間」を意識します。午後4時過ぎにパリに到着、で12時間ほど乗るんだから・・・と乗ったらすぐに寝巻(といっても本式のパジャマじゃなくて、長袖Tシャツとヨガパンツ)に着替えて、6時間は寝て、目が醒めたらそのあとはずっと起きておかなくちゃ・・・・と、チケットを取った時から思っていたのです。
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しかし、そのことばかりに考えが捕らわれていて(爆)、肝心のことを忘れていた!
座席指定!普段はチケット購入の時にまず通路側を取るのですけれど。まだまだ席が空いてるし!と半年先のことだから、と思ったのかしら?この日の運行、実は、チケットを取って2か月ぐらいしたら、出発時間が1時間近く遅くなるという連絡があったのでした。そのときにも席のことを考えなかった私。たぶん、去年の僥倖旅行でご一緒だった方から、直近のほうが良い席が空くことがある、と伺ったのが頭のどこかにあったのかもしれません。

出発数日前、Eチケットをプリントアウトしてびっくり!往復とも席とってないじゃん、ワタシ!
慌てて座席指定のページをクリックします。特に往路はもう通路側は2席しかありません。すごく後ろの方か、トイレ近く。すごく後ろというのはツアー客の中に入れられることもあります。ツアー客のおばちゃんに無理やり席を替えさせられ、ウツウツしたことを思い出し、前を取ろう、と。

新しいボーイングはバキューム力が上がり、トイレ内の匂いはホントなくなりました。しかし!バキューム中にトイレから出ようとするせっかちさんが多いだけでなく(その酷さはすでに体験済)、扉を閉めていてもバキューム音が聞こえる。

ANAが世界の航空会社に先駆けて発注したボーイング機がこれだったっけ?。
新しい機種の開発は、最初に発注した会社バージョンにして世界中の航空会社に卸すって、大々的にANAが広告を売った時のことを思い出します。その広告にはトイレのことは書いてなかったと思うけど、あの音はどうにかならないものでしょうか。

今回の旅では「耳栓必須」と言われていたので、珍しく買ってあったのですが、スーツケースの中。
(そして、結果として、旅の間は耳栓は不要で、必要だったのは、この羽田ーパリの12時間だけだった!)
CAさんに「自分がこの席を選んだのですが、こんなにトイレの音が聞こえるとは思っていませんでした」と泣き言を言ってお金を払うから耳栓を譲ってくれないかとお願いをしました。CAさんは「新しい機体はトイレの音が大きくなっていて、ドアの開閉時にお客様にご迷惑をおかけしています」と言って、サービスで持ってきてくれました。
とはいえ、トイレ傍の座席は10近くはある。そんな中で、耳栓を頼んだのは私だけ。別に私は神経質なほうではない。だからちょっと恥ずかしい。

耳栓のおかげで、ぐっすり寝入り、だいたい、自分が願っていたうち5時間はぐっすりと眠ることができました。

目覚めると、あー、本を読みたいという気持ちに。昔は機内で映画を見ていたのですが、今は映像より活字。持ち込んでおいたPR誌、買ったきり読んでなかったパリのガイドブックを隅から隅まで読みました。
読書灯を付けた時、通路向こうの人が「え?」と言ったけど、もう知らんぷりを決めました。

アイマスクをしたら完璧に遮光できるのに・・・。

耳栓を忘れておいてナンですけれど、私はいつも不思議に思っています。
どうして、飛行機に乗るのに、みんなアイマスクを持ってこないのかしら?って。
ipadのゲームアプリをずっとやってる人やipadに入れてある映画やテレビ番組を見ている光は許されて、機体に最初から設定されている読書灯を付けると迷惑がられるなんて、哀しすぎる。だったら、読書灯の位置を考えてほしい。エコの人間だって文字は読めるのだ!

マスクといえば、咳き込んだりくしゃみを連発しておきながらマスクしない人が多いですよねー。私のお隣親子も実はそうでした。私は機内持ち込みバッグにはアイマスク・使い捨てマスク・風邪薬・うがい薬を常備しています。

PR誌を読みつくし、ガイドブックで空港のことを予習し終えて、機内誌も読み終え、機体中央のギャレーへコーヒーを飲みに行くと、さすがにすることがなくなってしまいました(笑)。ようやく、自分の目の前にもモニターがあることに気が付き、オーディオガイドを読むと、ドイツ語映画がありました!

SMS für Dich

気楽な映画でした。ベルリンを舞台にした、恋人を目の前で急に亡くした女性の再生の物語。2年ほど引きこもっていた絵本作家がベルリンに戻り、新しい生活を始めようとするのだけれど、亡くなった彼のことへの思いが強すぎて、なかなかうまくいかない。彼の遺品から出てきたスマホがきっかけで、今はいない彼にメッセージを送りはじめる。しかし、そのショートメッセージの宛先(電話番号)は、もはや彼のものではなく、ドイツ人初のメッシへの独占インタビューを目指しているベルリンの新聞のスポーツ欄記者のものになっていたのでした。
そして・・・・。

まあ、予定調和満載な映画なのですけれど、ドイツだってホールマーク映画みたいなのがつくれるんじゃん!というか、これってZDFのロザムント・ピルチャードラマ劇場の1作?というか、日本でもwowowとかlala.tvで放映してもいいんじゃない?というか。ドイツ語のドラマはみんな堅い哲学的なお話じゃないんですよーって言いたいです。

いや、ま、カルマとかね、そういう単語も出てきましたけど(笑)。
そんなことより、この映画、本当は、私には「ほのぼの恋愛(ホールマークとかロザムント・ピルチャー劇場)映画」カテゴリーじゃないんです。ドイツサッカー映画ですよ、これ!

だって、セリフに、ポルディーだの、ヨギだのって出てきたら・・・。当人たちは一切出てこないのだけど、そして、彼らのことを知らなければ「やっぱりドイツ映画はつまんない」なのですけど。
でも、ちょうど、日本ではポ王子が神戸に移籍したばかり!
みんな忘れちゃってるかもしれないけど、父ちゃんはWM14でもコンフェデ杯で優勝してるし!
しかも映画のキーパーソンの一人はドイツ代表のためにテーマソングを歌ったことがある、という設定。
この映画を選んだANA関係者はきっとサッカー通に違いない、と思います。(そういえば、前に乗った時に見た児童用ドイツ語映画もサッカーがらみだった!)
でも、この映画の字幕担当者の人はサッカーがわかってなかったのかも、ってところもありました。

ま、サッカーを知らなくたって、ベルリンをこの数年の間に旅したヒトだったら「あ、ここだ!」ってわかる、でもベタな「The Berlin」なわけでもないところが続々と出てくるのも、私のドツボに収まったのかも。思わず、吹きだしたり、「やだわ、もう」という独り言を言ってしまうほど、楽しみました。そう、楽しく見られる映画でした。

帰国してググったところ、女性登場人物たちは「あ、私は見られなかったけど、名前は知っているあの映画(「香水」「耳のないウサギ」「帰ってきたヒトラー」など)の女性主人公だったんだ!」という人たちばかり。あー、やっぱり日本でも放映してもいいんじゃない?上映して、とはいいませんが、放映ぐらい・・・。

そんな機内生活の終わりに気が付きました。
イヤホンをしたら、あのトイレの音は聞こえないって。
ANAは「エコの客は元手を取ろうと必死になって映画を座席に張り付けてある画面で見るはずだ」と想定してあのバキューム音にしたのだろうと、と穿った気持ちになってしまいました。

快適な機内生活のためには、三猿よろしくマスクが3つ必要だ、と実感。今後の手荷物には耳栓も入れることにしました。

あと、機内食。2食ともポテト祭り。付け合わせが同じって・・・(涙)。
ハンバーグも・・・うーん・・・。
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パンケーキとなっていましたが、実際は、どら焼きのシロップ挟みという感じ。エコの客はがまんがまん。
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上からシロップをかけられたら嬉しいな~。ANAのHPは食事が良くなった、っていうのだけど。

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# by eastwind-335 | 2017-09-10 21:40 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

政治をして!

私は基本的に「不倫」は誰にとっても、結果としては当事者の周囲が幸せにならない、当事者の周囲を幸せにしない行為だと思います。だから、私流の三段論法でいえば「当事者も幸せではない」と収めたいところですが、そこは人の心の不思議なところで、幸せの物差しの尺度は一つではないことを教えられる。
人間が動物である以上、私は、不倫という行為は絶対になくならないと思う。

昔は、不倫っていうのは(いわゆるお妾さんのような「囲われている人」も含め)、表に出ない、出さないっていうのがルールだったと思うんですよね。だから、文学の素材になったり、映画のネタになったりもしたんだと思う。

つまり、一般には下衆な行為とされてきたのだと思います。うちの亡くなったおばーちゃん的言い方とすれば「堅気の人」には縁がない。

ところが「ゲス不倫」という表現が出てくるほど、この数年、不倫がポピュラーになってきた。「ゲス不倫」の「ゲス」は当事者のバンドグループの名前からついているようだけど、不倫にカタカナの「ゲス」がついた時点で、ま、記号化されちゃったかなーと。

不倫の「幅」が広がったなーっていうか。誤解を恐れずに書けば、芸能人は堅気の人であることを求められない職種だったはず。アイドルが「アイドル」だった時代は偶像だったから、事務所が厳しく生活を制限している中で、レンアイがあったり不倫があったりしたのだと思うのだけど。アイドルの人気はその「約束」のなかで育っていったと思うのだけど。

事務所が育てたアイドルを愛でる、という20世紀的な状況から、「オレ(私)がCD買って作り上げた」というプチ「旦那衆」的発想でアイドルに接する21世紀的状況へと変容していくなかで、昨今の芸能ネタの受け取り方もだいぶん変わってきたなーと思う。

こういう芸能人の「不倫」ネタは毎週金曜日の写真週刊誌から出ていたと思うのだけど、今は「木曜日」なのね。

と思っていたら、昨日は、民進党の幹事長に名前が挙がっていた女性議員の不倫問題から「離党」の状況へ。
最初、新党首が彼女の名前を挙げたときから、私は、えー、幹事長っていうのは、党首以上のまとめ役の能力が必要なのに、あんなに大切なことも「キーキー」した物言いしかできない人でいいのかなあ(「保育園落ちた」問題の時に、保育園問題を取り上げたのは良かったけれど、要するに他人のふんどし(ツイッター)を使ってじゃん、と思ったのでした)とか、自民党のあのメガネつけまオバさんのことを忘れたのかね、民進党、と思ったり、まあ、あの政治嗜好の新党首を選出した時点で、「民進党と「大きい方の与党」とどこが違うんだろう」と同僚たちと憤りを語り合ったりしていたのだけれど。
数日したら、党内の反対意見が大きく、幹事長はもう少し政治経験のある男性議員になっていた。

スポットライトがあたった彼女には可哀そうだけど、幹事長という役職は性差なくもっと重み(政治家としての経験)がでてからする仕事だから、ようやく人(議員)を育てる気になったのか、民進党、と思っていたら、違う、違う。木曜日に出るニュースに先手を打った形だったというだけだったのでした。顕在化された時系列的には、ニュースがあと、となるのかもしれないけれど、党の総意というよりも個人的なこと。

世間の彼女を見る目が厳しくなるなかで、野党議員としてどういう政治家になっていくのか、彼女の政治活動は注目をますます浴びるよねーなんて同僚と言っていたら、離党する、と。

反省の色ないじゃん。
迷惑をかけたとかなんとか記者会見では言っていたけれど、結局「離党」という名前で逃げたなーって。
離党しても国会議員なんだよねー。
頻繁に相談に乗ってもらっていたけれど、不倫ではない、というのだったら(NHKが「男女の関係はなかったと言ってます」とアナウンサーがニュースを読むのが、ホントいや。そんな言い方をしなくても表現はあるだろうに)、党に迷惑をかけたから、なんて詭弁で離党する必要はないはずなのに。

惜しいよね、じゃなくて、そんな軽いことでいいのか、国会議員!っていう憤りですよ。ほんと。
個人の生活をみんなが目を向ける必要もないほど、政策で自分を語ってほしいのに。同性として、本当に残念。オンナを捨てろ、とは言わないけれど、ガード緩すぎ。まあ、国会議員は目立つようになるほど堅気ではできない仕事ですけどね。

また、このニュースの影で、たとえばウラジオストクで私たちのしらないコトが進むのではないか、とそっちのほうがもっと不安です。ええ。


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# by eastwind-335 | 2017-09-08 07:05 | 日常 | Trackback | Comments(0)

気になるのよね

うちの職場のアホアホ部署のおかげで、8月末からすっごい不快な職場環境になってしまってます。
アホアホ部署課長に「元に戻すか、もっと良くするかのどっちかにして!」と啖呵を切ったところ「それはしません」とのこと。

あー、やだやだやだ。「できません」と言ったらその時点で「負け」のラインと、「します」と間違っても言わないラインとがあって、私は前者に属する職種。後者のメンタリティーにうっかり触れたりすると、ほんと疲れます。

代表戦が好きなのは「できません」といったらその時点で負けな人たちのガチの闘いのはずだからです。
しかし、どういうわけか日本代表は、WMに出るようになって、勘違いな人たちが増えてきたような気がします。
もっとも、その勘違いな人たちは早いうちに淘汰されるのだけど、メディアはベテランでもないのに何度か呼ばれたあと定着できず淘汰された人たちを「元日本代表」枠で表現する。

「元日本代表」っていうのは、怪我なり年齢のために後進に道を譲った人を指すべきだと思うこの頃です。

オーストラリア戦が魔サカの勝利で、WM18の出場が決まった穿っちジャパン。
実を言うと、オーストラリア戦前、ワタクシは家人に「一回出られない状況にならないと、協会もメディアも、次で引き分けたら、とかプレーオフで、とかズルズル言いそうな気がする」と言っていたのでした。でも、やっぱり、若い選手が(っていってもハタチすぎてるんだから、サッカー年齢としては決して若いとは思えないんですけどね)いい状況を作り出していることはいいことだと思いました。

アラサーが多い試合だったかもしれないけれど、よーく見たら、年齢はうまくばらけていたような気が。セキグチキッズも淘汰されてきたようだし、テグラモリ丸の船員がもうちょっと増えるといいのになー、

ところで、カピテンハセベの試合後のコメントにひっかかるものが。個人的な印象ですが、この人、WM18前に代表引退と言い出すんじゃないか、そんな気がします。それぐらい済々した顔をしてました。ラムたんのWM14優勝時に感じたものと重なる。
キャプテンとしてWM18出場を決めたので、するべき仕事は終えたって思ってるような感じが。
もちろん、彼に代わる「頭脳」がいないから、協会は引き留めにかかるでしょうけれど。
膝がまたおかしくなったということで、サウジ戦前に離脱してフランクフルトに帰りました。膝次第では年明け早々に何か言いそうな気がしてなりません。

そんなハセベ離脱という「WM18あるある」状態だったサウジ戦。
勝って終われない穿っちジャパンをキッチリ追及できない日本語サッカー媒体。

選手にもっと発破をかけてほしいなあー。誰が監督であっても、日本代表選手として選ばれてピッチにたつ選手の顔触れは早々変わらないんだから。

連続して出場することに意義がある、なんてまとめ方にしないでもらいたい。ほんと。
そして負けなしの父ちゃん幼稚園はまだWM18出場が本決まりでないとは!
世の中不思議なことばかり。


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# by eastwind-335 | 2017-09-06 20:00 | 極東のサッカー | Trackback | Comments(0)

日はまた昇る!(4)周囲への説明

今回、「ピレネー越え」が目的の旅をするのに、目的達成後のヨーロッパ滞在のほうが長いとか、ましてや「わざわざドイツまで行ってから帰国?」等々、ツッコミどころ満載な航空券購入をした(ここには、「ラムたんの引退は2018年5月」という契約という名の大前提があったからですけどね)ことを出発前に周囲に上手く説明できなかった私。

世界情勢が(特にヨーロッパにおいて)悪くなる話が入ってくる都度、私の「冒険」をつゆとも知らぬ両親から「パパが夏は大人しくしてなさいって言ってたわ」(母)とか「ああいうことに巻き込まれたら家族はたまらないな、家人君は出張があるから、心配だな」(父)と電話で言われると・・・娘としてはなかなか自分のことは言い出せず・・・。だってもっと「大胆な」ことをするつもりだったんですもの。

私もラムたんの引退宣言があったから、じゃなくて、色々と想定していないところでの人災(テロを含む)をテレビの国際ニュースで目の当たりにし、ひょっとしてキリスト教徒にとって大切な道でのテロも起こりうるのかも、と、珍しく不安に思わなくもなく。いつでもキャンセルできるよう、ホテルの予約は前日までキャンセル料無料のホテルをメインにしました。フランスの南東部の火事など天災が7月半ばに起きたので、それも心配でした。大雨になったら今年の縦走は中止だなあーと現地の天気予報もマメにチェックしました。高校時代の地学のクラスでしっかりと天気図の見方、予想の仕方を習っていたのが役立ちました。
(余談ですが、先生が受験に役立たないことばっかり教えてくれたのか、役立たないことばかり私の頭に残っているのか。いずれにしても、先生がその学問に愛をもって語れば、生徒はこうやって覚えているものなのです。受験に出るといわんばかりのことは受験の日一日で忘れ去ってしまうのではないか、と私は思います。やっぱり、愛だよ、愛。)

さて、私の旅のルール作りは就職して以来ほぼ同じです。
・祝日や日曜日は、移動日にあてる
・一泊1万円以下を原則とする
・なるべく一か所に複数泊する
・宿泊先は「駅近く」にする
・「指定席をとってある」交通機関は一日に1つしか使わない
・その日の目的地には遅くとも午後5時過ぎには到着するようにする(冬はなるべく4時前に)

移動距離が長いのも今回の旅の特徴。昔、東京では東北に向かうときは上野、西へ行くときは東京駅から、と玄関が分かれていました。また私鉄各線もターミナル駅としての駅開発が行われていたと思うのですが、どこもかしこも繋いでしまったために、「始発」「終着駅」という概念がなくなってしまいましたね。
(個人的には、こういう駅の在り方は、ぜーったいに国民性に影響を与えると思うのです。やっぱり終着駅というか、折り返し点というか、そういうケジメは大切だろうと思います。)

パリもロンドンと同じく、向かう方位によって始発駅が異なります。今回のパリでは、私は山へ行くにはモンパルナス駅の利用と、パリからフランクフルトまでは電車でと思っていたので東駅の利用が不可欠。
また、山へ行っている間はスーツケースを預かってもらう必要があるので、できれば同じホテルに泊まりたい。
そんな奇特なホテルは少なくて(特にいまは、セキュリティの問題もあるのではないでしょうか)、最初は日本人の経営しているホステルを利用しようと思っていたのですが、ふと気が付いたら利用したい日は予約ができなくなっていて・・・。
モンパルナス駅から東駅までは地下鉄で一本、と路線図で確認し、モンパルナス駅近くのホテルに絞って、ホテルサイトの評価欄を読みに読んで、今回の宿泊ホテルを決めました。
スペインは今回の縦走の終着点に2泊。また、マドリッドからパリへ飛行機で戻ることにしていましたので、マドリッドの空港そばのホテルをチョイス。ANAのマイルをホテル精算に用いる選択肢が増えていたので、そちらの制度を使ってみることに。このホテルを決めたのが出発の4日ぐらい前(おいおい)。

両親には出発前日に旅程他を伝えるハガキが到着するように逆算して投函。
当然ながら、初めて予定を知った両親の逆鱗に触れてしまい・・・。
ハガキが付くや否や電話が!
山を歩いている時の宿泊先がはっきりしていないと、父からは「初心者が一人で行くところじゃない」「計画が杜撰すぎる」と叱られ、母から「何かあった時にどこに連絡をしたらいいの?」とすべてを個人手配することの「ある意味の危険性」を指摘されてしまいました。
もういい年齢のオバちゃんなんだから、と言いたくなりますが、一方で、両親にとってはいつまで経っても私はそそっかしく危なっかしい「こども」なのでしょう。
まあ、私も自分に子供がいないから、ホント、勝手なことしてるなーとも思わなくもないのですが・・・。ふつう、子供の教育費ほかでそれどころではないはず。

最後には「本当はパパと一緒に出掛けたかったから同じ本を買って何年も待っていたけれど、それは無理っていうから、一人で行くんです!」と啖呵を切ってしまう羽目に。まあ、その一言によって、父も、ハッとした様子。二人とも口々に「ま、もう明日が出発なんだから、今日はもう寝なさい」といって電話を切られてしまいました。
(もう寝なさいってまだ7時なんですけど・・・と心の中でつぶやく私)

そんなこんなで出発の前夜、半べそ状態。でも、こんなことで気落ちをしていて、出発前にけがなんかしたら大事になっちゃう、と思い直し、悩みに悩んでいた荷造りに励んだのでした。

私は友達とお泊りの旅に出ないのは、お芝居ほかお金のかかる趣味を持っていて旅に関心のない友達が多すぎる(笑)ということと、休みの時期が合わないってことと、私にはしたいことがハッキリしている分、相手にそれを求める勇気はないという理由があります。

それと、日ごろ、人との接触が比較的多い仕事に就いているため、長期休暇中ぐらい「わたし」を取り戻したいのです。そこなのよね。

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# by eastwind-335 | 2017-09-05 07:28 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

日はまた昇る!(3)道具の準備

ホタテ道を歩ききった日本人による本はたくさん出ています。
巡礼の道の歴史についての本も昔からあります。

10年も「いつか行きたい」と思っていたので、関連の本を図書館で借りたり、実際に自分でも買いました。
このブログを書くために、私は本棚に並ぶそれらの本を改めて眺めて、はた、と気が付きました。
買ったときはさらっと目を通したけれど、今回、実行が決まってから読んだのは3冊だけだったなあって。しかも、その3冊ですら「出発前の準備」と、今回の最終目的地であるパンプローナまでの日々の部分。
買ったきり「立て読」状態だった写真がメインの本を先ほど手に取り、「え?」と名所を見逃し、貴重な体験をし逃していたことに気が付いたところ。あー、時計を巻き戻して~と言いたくなります。

そんなことになった一因は「旅道具」の準備に捕らわれてしまっていたからです。

何を持っていくか、どう持っていくか。
山の旅と街の旅の二本立てにしてしまったので、荷物が多いこと多いこと。
昨年、朝日新聞のネットマガジン「&A」でホシガラス山岳会という女性のユニットの連載と出会いました。山道具は街でも使えますよ、という提案と、街用のものは山には向かないものが多いですよ、という大切なアドバイスに、少しずつ荷物を揃えることに。

バーゲンだのポイント倍出しだのというのをセコく(!)利用しながら、少しずつ買い物をしました。
利用したお店は、メインを「好日山荘」、直近になっての小物は「石井スポーツ」。これらは、夜遅くまでお店がやっているので、仕事帰りに寄ることも。また、スマートウールにこだわった私。これは量販店ではなく専門店で買いました。

あと、パタゴニア丸の内店でもよいアドバイスをいただき、現地では実際に使うチャンスがなく済んだ(天候に恵まれた)とはいえ、納得のいく買い物をすることができました。ここはアウトレット店の商品を支店でも取り寄せてくれる、と申し出てくれる奇特なお店でした。

私の買い物は基本的には「実際に手に取ってみる」です。そしてすぐには買わない。
売っているかどうかは別にして、「こういう目的のこういうモノを探しています」と欲しいものをきちんと伝えるようにしました。そのときの対応で、店員さんとの相性がよさそうでないな、と思ったときは、後日同じ店へ出直しました。相性が合わないと「あ、うちはありません」の一言で終わってしまうのです。ところが、同じお店でも、同じ商品を「一度注文したら予約取り消しはできない」という条件付きなら、と、快くメーカーに発注をかけてくれる店員さんもいる。

出発の二日前まで買い物をしていた気がしますが(笑)、買って損したと思ったのは、バークハウスのメリノウール半そで。半額近くになっていたのはやっぱり理由があると思いました。いや、開きの大きなTシャツが好きな方にはよいと思います。自分の行動、好みをこの年になってもわかってなかった、と大反省してるだけです。

あと、好日山荘では、ミレーのザック教室(どう詰めたらいいか、どんな大きさが良いのか、等の勉強会)、山の服のレイヤリング教室(メーカーさんの「ウチのこれがいいですよ」宣伝の場ではあるのですが、こういう素材にはどういうものを重ねていくべきか、そしてその理由、実際に汗をかいたときの状態の体験ができた)など、有料、無料の勉強会を開いてくれるのがとっても助かりました。
特に、ミレーのザック教室は、「えー、私が買ったザックのサイズ違いを宇多田ヒカルがCMで使ってるの!」という小さな情報から、大きすぎるザックを使う時のコツ、大きさに限らずザックを使うときの常識を教えてくれました。また、ご自身が使用している小物を教えていただいたり、この会の講師の方が説明に添える理由が「私もそう思ってた!」ということが多かったのです。好日山荘の店員さんの中には、「女性は道具から入るほうがいいんですよ」と新しくカラフルでカワイイ商品を勧めてくれる人もいましたけれど、この社員さんは違う。便利すぎるとどんな問題が起きるか、ということも隠さずにお話してくださったのでした。

今回の登山を意識してこの1年の間に買った物を思いつくままに書き出します。赤字は山でしか使えないと思うもの。
ミレーのザック(38ℓ)
替えのウールの靴下1組
The north faceのレインコート上下(ゴアテックス)
スマートウール長袖Tシャツ1枚
スマートウール半そでTシャツ2枚(うち1枚はメリノウールと化学繊維の混合)
バークハウスメリノウール半そでTシャツ1枚(胸元が開きすぎていて、結局↑のスマートウール半そでを買い直し)
速乾性のある長袖シャツ2枚
パタゴニアのポケッタブルウィンドブレーカー
パタゴニアのR1ジャケット(極薄のフリース)
帽子
サングラス
寝袋(羽毛)
Granite Gearのバッグ(ファスナー付き、ポケッタブル)
Granite GearのAir zippsac(大・中・小)
ミレーのネット状のタンクトップ
スポーツ用のパンツ
セパレート式の山パンツ
手袋
ストック
ザックカバー(25ℓ対応用)
速乾性のあるタオル(手ぬぐい大)
手ぬぐい
アラジンのスクリュー蓋つき器
サコッシュ

ということで、日常やこれからの旅行で使えるものもたくさんあるんですよ~!

そうそう、結局、山タイツは買いませんでした。特に夏は暑いから着脱が難しいものをわざわざ着なくても・・・とおっしゃった方とミレーの勉強会でいらしたのです。ピタっとしたタイツによって汗冷えを招くぐらいだったらねー。

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# by eastwind-335 | 2017-09-03 22:31 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

歴史とサッカー

今日、知り合いに紹介され、御茶ノ水にある在日韓国YMCAでのイベント「ここフェス」へ行ってきました。
この「ここフェス」は最近の「ヘイトスピーチ」や「偏見」をなくす手段として、私たちがもっと「日本に暮らす、日本へ来た外国人のことを知るために」、ということで開催されたものです。

映画上映会あり、対談式トークショウあり、ライブあり、と催し物はさまざま。
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いくつものイベントに顔を出してみました。特に、映画「ムヒョンー二都物語」はドキュメンタリー映画なのですが、見ごたえがありました。私が長らく疑問だったことも映画の後のトークショーでうっすらわかってきたような・・・。

あとはこれ。
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CONIFAの大会については実川さんがすでにネットで紹介していたことだったので、私にとっては初耳な話でなかったのですが、FAREについては知らなかったので、勉強になりました。
ARICは、今年の一橋大学学園祭で心無い人たちの発言がきっかけで新聞でも取り上げられた反差別のために活動するNGOです。FAREという反差別のためのFIFA公認NGOから誘われ、日本のサッカーの差別のWatch dogの役割を果たしています。FAREはロンドンに本部のあるヨーロッパを中心とした活動をしている国際NGO。どういう仕事をするのかなどの説明ののち、日本の差別監視にあたり、何が問題になるのか、という話になりました。

今シーズンのAFCでは「旭日旗」問題がありますよね。川崎の社長は問題の重要性を無視して「旭日旗のどこが悪いのかわからない」とこれからも機会があったら理解を求めると言ったそうですねー。
スガのGGyも最初に問題になった時、わざわざ記者会見で言いましたよねー。あの旗で「これがニッポンです」って言いたいんだったら、東京オリンピックでも表彰式には旭日旗をあげたら?
っていうか、Jリーグも、そしてそれを指導する文科省も国旗国歌法を忘れてるのか?日本の国旗は日章旗ひとつにしたんでしょ?

梁さんと実川さんの話は興味深くあるのですが、もうちょっと掘り下げた話をしてほしかった。
可視化することで差別をはっきりさせる。その基準はヨーロッパだとすでに明文化されなくてもはっきりと線引きがあるけれど、アジアについてはまだまだみたいです。ルール化が大切という話になりました。
そのルール化のために私たちができることは何か、という話まで行って欲しかった。
私は、まずはFAREの活動のことをもっともっと活字メディアが取り上げるべきだと思います。
まさか日本サッカー協会やJリーグ機構がFAREのことを知らないとは思わないけど(というか、知らないとは口が裂けても言えないでしょうけれど・爆)、会長、副会長といった「個人ベース」はどーかなあ?

それともうひとつ。ヨーロッパのルールは、ヨーロッパの歴史が作ってきたもの。実川さんが私たちもヨーロッパの歴史をわかっていないところがあるけれど、ヨーロッパもアジア(日本)の歴史をわかっていないと強調していました。それは私も旅行をする都度思うのだけど、「わかってない」という言葉で片づけていいのか、と。

だって、ワールドカップで私たちはこういうシーンをちゃんと目にしているんだから。(この写真が出てきたとき、思わず「ラムたん!」と声を挙げそうになりました(汗))
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(なぜFIFAがこのイベントをするのか、ということをきちんと日本サッカー協会は各局アナウンサーに同じ文章でいいから解説させたほーがいいよね)

アジアの歴史をわかってもらうために、できることはある。FAREと日本のサッカーメディアがもっと近づいていくこと。日本の歴史の負の部分も隠さず、またアジアのサッカー界で日本がやってきたことももっとPRして。

そして、選手たちには世界の歴史を、近現代史に限ってもいいから(本当は近代以前の問題があるとは思うけど)、勉強してほしい。対戦相手に決まったチームが背負う国のことは。地理も歴史も。目の前のボールを追うライバルのメンタリティも。フロントはアホでも、選手たちから「そういう騒ぎを起こして無観客試合になんかしないで欲しい」とフロントにきっちり言える、そういうチームができたらいいのに・・・。

歴史認識に欠けるクラブチームに注意ができない日本サッカー協会には期待できないことだけど、こうやって反差別を正面から考えるNGOに声をかけてくるFIFA公認の国際NGOがある。日本にもこういう繋がりや流れができつつあることに嬉しさを覚えるひと時になりました。しかし、一時のことで終わってはいけない。特に、オリンピックという魔物が近い今。面倒なことを「玉虫色」に言い換えたり「隠す」のが時の政権。
(「アンダー・コントロール」とか絶対無理なことを平気で世界に向かっていったシュショーがいるぐらいですからね、うちの国には)
ベルリンオリンピックで何があったか、忘れてはいけない。

最後の「もうひとつの約束」という映画まで見られたらよかったのですが、残念。時間が合わなかった・・・。

こういうイベントを開かなくても済む、そういう日本の社会になりますように。しかし、こういうイベントができるってことは、差別を差別と気が付かないボンヤリな人ばかりの国ではない、という証かもしれない、とも思います。

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# by eastwind-335 | 2017-09-02 20:59 | 極東のサッカー | Trackback | Comments(0)

日はまた昇る!(2)身体の準備

ホタテ道を歩くために体力をつける努力を、特段したわけではありません。何度も「スポーツセンターでベルトコンベアーの上を走るぐらいはしておいたほうが」と思ったのですが、今年は2月にインフルエンザ、3月はロンドンで体調不良、4月は仕事のことでイライラが、そしてGWは風邪をひいてしまい・・・と、欠勤を避けるために(有休は大切にとっておきたかったから)、出勤しないでよい土日は体を休めることが優先になっていました。

時々、職場で、思い出したように自分の部屋がある6階まで階段で上がる、降りるということはしていました。でも毎日ではありません。

そんなさなか、ホタテ道を歩いた人たちで作っている親善団体のHPを見ていたら、5月の末に大山ハイキング参加者の募集が。
実を言うと、「高尾山」にすら登ったことのない私。大山も高尾も「山」という括りでこそ一緒ですが、その違いはわからないまま、勇気を出して応募しました。

ケーブルカーも使うとあったので、「楽しいハイキング」と思っていたのです。

割と早い時間の集合だったのですが、実際には、スタートがやや遅れ、さらに、ケーブルカー乗り場までのバスがものすごく混んでいた(=ケーブルカーにもすぐには乗れなかった)こともあり、実際に登り始めるころには午前10時を回っていました。好天に恵まれたのですが、つまり、暑くなる時間に20余名という大人数で歩く。

ただでさえ大山銀座と言いたくなるほど人が多い土曜日。
私は「体力のない組」にいれてもらい、黙々と歩きました。会の主宰者の方々が気を使って話しかけてくださるも、ちょっぴり愛想ないお返事になってしまいました。平常の私はエンドレスなおしゃべりですが、歩ききれるかすらわからないのに、チャラチャラして途中で迷惑をかけてしまったらどうしようもありません。

私としては、この大山歩きは、ホタテ道の予行なのです(真剣)。
自分の体力や足の状況を確認しなくてはならないのに、おまけに愛想よく、というのは私には荷が重すぎます。
今思うと、失礼を重ねて申し訳なかったのですが、おかげで体得できたものは大きかった。



大山ハイクによってわかったコト(たたみます)
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# by eastwind-335 | 2017-09-01 05:30 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

日はまた昇る!(1)いつもながらの長い前口上

いちおう、私の旅にはいつも目的があります。
今年の夏の旅行は、長い事考えていたことをいよいよ実行することにしました。

長い事考えていたこと、とは二つのこと。最終シーズンのラムたんの試合をミュンヘンで見ること。そして、ホタテ道を歩き始めること。
このブログでも何度か書いてきましたが、10年前、そのころ日本で公開されたフランスのホタテ道映画を見たり、お盆休みにせっせと読んでいたZDFのホタテ道ブログをきっかけに、それ以前から関心のあったホタテ道をいつか歩きたいと思うようになりました。本も買いました。それも、日本語の「ホタテ道協会」が出している本より前に、熱帯雨林.deにはホタテ道に関心があると言ったつもりがなかったのに、あっちのほうから「これ、ありますけど、買わない?」といってきた、ドイツの芸人によるホタテ道体験記『Ich bin dann mal weg』を。辞書を引き引き少し読んだりもしたんですよ。数年後、にみすず書房から翻訳が出て頓挫。翻訳が出たのを感謝すべきなのに、「邦題タイトル」にイラっときたりもしました。
と、自分のブログに10年前からこのネタを書き続けていることに、今更ながら気づく私。

父も乗り気になってきたので、私はいつ履くかわからない登山靴を新宿の好日山荘へ買いに行きました。靴下も買いました。
父に「絶対に行こうね」と、すでに作り始めていた旅ノート(ドイツ語サイトでみかけた「高低差がわかる表」だの、日西会話集のコピーだのをせっせと貼っていたのでした)を見せ、私は真剣だということも伝えました。
しかし、なかなか予定が合わず・・・。
昨夏の帰りに、ミュンヘンのサターンで見かけたのが、ハーベイのIch bin dann mal wegの映画DVD
呼ばれていると思いました。
そして、両親の体調がまずまずのうちに歩き始めよう、と決めたのでした。

一方、父は2年ほど前の入院治療がきっかけで、以前ほど「海外旅行」に関心(自信)が持てなくなったのでした。
何かの折に誘ったところ、両親から「バスで行くツアーだったらね」と。いや、ホタテ道はバスじゃつまんないじゃん。「じゃあ、パパ、パンプローナで待ち合わせしましょうよ、私はピレネー越えしてくるから」「え?キミ、何を言ってるんだか」

そうなると、ホタテ道は父抜きで、実行せねば。
そんな思いに加え、年齢の区切りがこの秋に来るので、その前に、という思いも昨年の誕生日を迎えて、いっそう強くなっていました。

1月末までにチケットを購入しないと燃油サーチャージがかかりますよとANAから連絡が入ったので、この夏の休暇はパリに入り、ホタテ道を歩き、マドリからパリへ戻り、最終的にはミュンヘンから出るという予定を立てたのでした。ということで、チケットは8月6日に日本を出発(これも本当は夜発にしたかったのですが、出遅れてしまい、久しぶりに「昼便」利用に)。8月16日にマドリからパリへ戻る。日本への帰国は8月23日。職場のお盆休みに有休・代休を合わせるとこれだけの休みが取れるのです。
(もちろん、出発前、帰国後は鬼のように働かねばなりませんが)

チケットをおさえ、あとはホタテ道への準備だわ~。そして今年こそ、お金を積んででも、アリアンツへ行く!と意気込んでおりました。(あとで考えると、金曜に始まるブンデスのシーズンスタートのことをうっかりすっかり忘れていたワタクシでもあったのですが・・・)

が!!!

チケットを取って1週間あまり。ラムたんの「引退しまーす」宣言が!
えー、約束は守るオトコと思っていたのに、なんでなんで、契約満了までプレーしないのよぉ!これが「些細な違い」(ラムたんの自伝のタイトル)なわけなのぉ?と、チケットを取る前にいってよ!とファンにしてはやや不穏な気分に(笑)。

ホタテ道がメインのくせに、ラムたんの引退宣言以来、本当にこの旅行、実行していいのかしら?とすら思うようになりました。
また、両親の定期検査で何かひっかかることがあったら、チケットはキャンセルしよう、とも思いました。
しかし、神様は私の前にホタテ道を備えてくれていたのでした。今から思うと、ですが。

ということで、旅行より3か月前の5月末の土曜日が私のホタテ道の始まりです。よろしければ、今しばらくおつきあいください。

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# by eastwind-335 | 2017-08-29 21:17 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(6)

レントな旅(21)またね、ロンドン!

*2017年3月のイギリス旅行の記録です*

今回は、「レント」というキリスト教暦でいうところの「受難節」の始まりに日本を出発した旅でした。
いつもと違って、体調ばっちり、というわけではなかったため、せっかく二人での旅行だったのだからレストランで楽しめるはずだったのに、「あれが食べたい」「これが食べたい」とはりきることがなく。
体調がイマイチの旅は2016年2月のソウル旅行以来。これが私の「受難」だったなーと。

で、私たち夫婦の最後のランチは地元っ子みたいなことに(笑)。
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ぐるっと一周して、いただいたのがこちら。
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ケバブですよ!
でも野菜がたっぷりでおいしかったです。
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次は素敵レストランで美味しくなったイギリスの食事を!と半年前の夏は思ったんですけどねー。
しかし、多くの人が集まって食事をしているわけだからおいしい事にはまちがいなく。
そして、外で食べても「寒い!」なんてことがない、あたたかな春の日であり。
こんな素敵な人だって食べに来てるんだし~。
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食後、家人と「プレステ」の本店を訪問。ホットチョコレートでお口直しをしようと思って。
本店はプリンセスアーケードという洒落たアーケードにありました。ここはイートインの場所がありません。
日本人が多く来るお店の一つなのでしょう。日本人店員の方がいらっしゃいましたが、足元を見られた感じがなきにしもあらず。
早々にお店を後にしました。
家人とはここでお別れ。テムズ川を家人は散策するとのこと。

私はスローンスクエアでみかけた洋服屋さん(brora)でスカートとブラウスを購入。どちらもシルク素材のもの。この春から夏にかけて愛用しました。スコットランドのメーカーだそうで、ロンドンはここだけと。お店の写真を撮り忘れてしまったのですが、帰国してググってみてびっくり。
キャサリン妃もここを利用しているらしいと(ま、ピアスだそうですが)。
知らなかった。ほんとーに知らなかった。

そして、プレステへ。
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しかし、時計を見ると、そろそろホテルに戻って荷物をピックアップした方がよさそうな時間。ということで、ホットチョコレートをテイクアウトにしてもらいました。
待っている間、おじいちゃまと孫がチョコレートを買いに来ました。気さくなおじい様で、簡単な算数のテスト(暗算)をクリアーしたら甘い物を選べるという約束で来たと私に説明をしてくれました。
選ぶのに、すごく悩んでいる様子。
お店の写真を撮っていたら、彼らが出てきた!
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坊やが「あ、ハロー!」とお愛想よく話しかけてきました。あれ?チョコだけじゃなかったのでは?というと、おじいちゃまが「いやあ、この子はクッキーモンスターでして」と。彼も「そう、ボクはクッキーが好きなんだ~」と。甘いお店であまいおじいちゃまとご一緒できた幸せを、この坊やずっと覚えていることでしょうね。
ホットチョコ、おいしかったですよ!絶対にまた飲みに行きたいです。

再びアールズコートへ。そしてスーツケースを引っ張って地下鉄に。この駅は、空港駅へ向かう地下鉄のホームにエレベータで移動できるので楽です!また次の旅もここだろうなあ・・・。
なんて名残惜しい気持ちでいたら、この団体が。
サッカーを見に行く人たちみたい。
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もう一日いられたら、バイヤンとアーセナルの試合をテレビで見ることができたんだけどなあ~。

帰国して「あ!忘れてた!」と思ったのは、イースター用の焼き菓子型。私は羊はもっているのでウサギの立体焼き型を買いたいなーと思っているのです。イギリスでも絶対に売っていたと思うのだけど、家庭用品専門のお店すら行かず・・・。失敗したー。

イギリスは、EU離脱に向けて色々な制度変更があるのだろうなあ。その前にご縁があってもう一度でいいので、大英図書館で過ごせる時間があるといいなあ(できれば大英図書館利用証が有効の間に!)。

途中、挫折しそうになりましたが、2017年3月の旅行記はこれにておしまい。



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# by eastwind-335 | 2017-08-28 17:36 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

レントな旅(20)ぶらぶら街歩き

いよいよ帰国の朝。家人はまだ数日ロンドンに滞在。彼は、ホテルより「ホステル」が好きという人なので、残りの数日は宿泊先を移動。
ということで家人が新しい宿泊先に荷物を置きに行く間、私は、ロンドン中心地ピカデリーサーカス周辺をふらふらとすることに。
待ち合わせはフォートナム&メイソンで。私はハロッズよりもこっちのほうが落ち着きます。
ハロッズも、初めて行った頃はおのぼりさんよろしく楽しめたのですが、いつの間にか経営者が代わり(変わったばかりのころに一緒に行った母は、なぜイギリスを代表するデパートなのにスフィンクス像があるのかわからない、と「気づいていた」のですけどね)、妙にギラギラした感じになってしまいすっかり遠くになってしまいました。

オクスフォードサーカス駅の背の高いポリスマンにびっくり!
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まずはリバティへ。
と角をまがろうとしたら、こんな風景を目にしましたよ!
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あら、撮影中の様子。
日本だったら通行止めとかになるのでしょうけれど、特段、みなさん気にしない。観光客丸出しのワタクシはこっそり後ろから撮影(笑)。
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自然な表情というよりも、やっぱり「作った顔」になるのね、と思いました。
何の撮影だったのかなー。カタログかな?とにかく「そんな有名なモデル」じゃないのは間違いありません(笑)。
個人的にはカメラマンのお隣の助手さんが持つ反射板が気になりましたねー。こんな小さなのがあるのねー、と。あと、どういうお約束なのか、みんな新品の白い靴と黒い短めのパンツ。

リバティ周辺を歩く「たぶんロンドンっ子」っていうのは、なんとまあ、しゃれた人が多いのだろうと思いながらシャッターを切ったのがこの2枚。
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普通の服なんですけれどねー。特にスタイルがいいわけでも何でもないんですけどねー。
サングラスを外したら「え?」な顔つきかもしれませんけどねー。
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リバティではこんなものも見つけました!
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リバティープリントで作った壁の飾り物。
たぶん、鹿の角は本物なのではないか、と。いや、木かな?我が家が賃貸でなかったら買ったかも(笑)。
リバティは、半年前に寄ったばかり。そのときブラウスを2枚も買ってしまったため(そしてうち1枚はこの時点ではまだ着てなかった)、今回は「見るだけ~」と思ったのですが、義妹ちゃんへの誕生日お祝いを選んだついでに私もお買い物用のバッグを買ってしまいました。(←このブログを書いていて、「まだ使ってない!」としまい込んでいることに気が付きました・・・)
ショーウィンドも素敵。身体が貧相な日本人には大きすぎると思いますが、柄はやっぱり素敵です!
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そしてハムレイズ。
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ここも中に入ったら出られなくなるお店の一つ。温かい(ホテルの人に「あなたたちがロンドンにいる間は好天ですね!」と言われるほど、春めいた一日でした)日差しのなか、こんなかわいらしいお迎えが!
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お姉さんが「ちょっと若作りしすぎ?」と思えなくもないのですが、でもねー。ふふふ。
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3月のはじめというのは、ロンドンは曇天が多いらしいのですが、この旅では曇っていたのは到着日だけ。あとは本当に天気が良くて・・・。家人と訪問した方から「いい天気も日本から運んでくださったのですね」といわれたほどです。おかげで、歩いてロンドン探検ができたわけです。
さらに道なりにぐんぐんと坂を下りていきます。すると、こんな感じになります。
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クリーム色の弧を描く建物の上階部、住宅のように見えるのですが違うんですって。リージェントストリートって一度も「住宅」として使われていないそうです。そして家主はなんと女王陛下とのこと!


イギリス紳士なのかな?とにかく、みなさん姿勢がよい。何でもない色合わせなのだけど、小物(帽子とか眼鏡とか)が効いている!
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さらに右折するとピカデリーとなります。東京でいえば日本橋みたいな感じかな。良い意味で「老舗」ばかり。
特にこの通りが好きなのは、本屋さんが素敵なのです!
まずはWaterstones。
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ショーウィンドが素敵なんですよねー。
アメリカ大統領トランプの暴言やりたい放題が問題になっていたとき。
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ま、イギリスだって「EU離脱問題」はどうするのさー、と私は内心心配しているんですけれどね。
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これだけ長いショーウィンドにビッチリアメリカを揶揄する飾りつけが。でもちゃんと本だって紹介してある。
で、大型書店なだけに、入口を境に反対側にもショーウィンドが。こちらは子供向け。
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あああー。時間があったら2階へ行きたい。でも、家人との約束の時間は間近!(笑)。SNSで「ボク、もうグリーンパーク駅についてるから」ともらったし(とほ)。
日本の書店みたいな「これ売りたい」じゃなくて「こういうのはどう?」って感じの飾りつけなのが嬉しい。

教会の庭ではなにか出店が!いい匂いもする~。しかし、先へ進まねば・・・。
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ここは、半年前の夏に、ご親切にも楽譜店の場所を探してくれた店員さんがいる本屋さん。
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丸善本店がなんというか「軽いビル」になってしまって、残念に思っている私。あれ、ゼネコンが三菱地所なのか、三井不動産なのか知らないけど、なんで日本の近現代文化を引っ張ってきた丸善の歴史が感じられるような作りにできないのかな。東京駅前の丸善のビルはもっと酷い。日本では書籍文化の軽視を建物からも伺える。
本と雑誌を区別している国と、雑誌で儲けている本屋の国との違いかしら?
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パソコンとか使わなくても本の場所をスラっといえる若手店員がいるのが海外老舗書店の強さ、としみじみ感じます。日本の大型書店では店員との「本をめぐる会話」が成立しない。売る、コンピュータで本の所在を調べることはできても、自分で本を並べないからなのか、「パソコンじゃここにあるって出てたんですけどね。データは少し時間差があるので売れてしまったのかもしれません。すみません。取り寄せします?」と探しきれない店員が多すぎる。あるじゃん、そこに!と私はいわんばかりに「これ、ですけど」と手を伸ばすと「あれ?ありましたか?」ですって。
これが、海外の本屋だと、著者の名前とか、欲しい本のジャンルを言えば、すぐに「あ、ついてきて」ですからね~。
日本の書籍文化は、店員の知性をあげることで少しは救われるのではないか、と思います。店員のかた、みんな本は好きなハズ。売らんかな、な文庫本の前に似たような手書きポップを立てて「頑張っている」気分になっちゃいけないですよー。そんなの、小学生の社会体験でもできることですから!(きっぱり)

店員とごひいき客の会話のようでした。
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寄り道せずにフォートナム&メイソンにたどり着き、お買い物もすませ、家人とも無事に合流。
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本当はここのカフェでランチを、と思ったのですが、「ボク、ちょっとここは気が重い」と。通りかかった公園でいろいろな屋台が出ていたのを思い出し、そちらへ向かいます。



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# by eastwind-335 | 2017-08-28 09:56 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

レントな旅(19)スローンスタイル

*2017年3月のイギリス旅行の続きです*

おとぎ話の終わりは「いつまでも幸せに暮らしました」がお約束ですが、世界に「そんな甘いことはない」と知らしめた一例が、英国皇太子の結婚だったのではないでしょうか。
皇太子妃となったダイアナ妃は世界中に取り上げられ、極東に暮らす私までが「スローン・スクエア」という地名を知ることとなりました。お嬢様ファッションはここから、とロンドンのガイドブックには軒並み記されていたのを記憶しています。一度「ロンドンのお嬢さん」なるものを見てみたいと思っていました。

とはいえ、なかなかこの街へ来る機会がなく。
地下鉄地図を見ていたら「あら、案外近くじゃないの」ということに気が付き、カンタベリーから戻って、いったん荷物をホテルにおいて、すぐに地下鉄ででかけます。
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地上に上がるまで「どんなところなのかしら」とえらく期待しすぎていたので、ちょっぴりがっかり。
田園調布駅のような感じかしら?と思っていたのですけど。
普通だった。あ、お嬢さんは地下鉄になど乗らないかしら(笑)。
普通とはいえ、おしゃれな自転車などについつい目が行ってしまいます・・。
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駅前にはルイスというデパートがありました。「あれ?オクスフォードストリートのデパートに似た名前だなあ」と思いつつ、まずは、エリザベス女王のお好みの蜂蜜を売っている超高級グロッサリーに向かいます。

途中に新しくできたばかりのような2階建ての建物が。その端にはこんな銅像が。ついつい、ポール・ギャリコの『ハリスおばさん』(掃除婦ハリスおばさんを主人公とするシリーズもの。長谷川町子の『いぢわるばあさん』を彷彿させる物語)を思い出しました。スローンスクエアのお屋敷にお勤めだったのでしょうか?
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こちらは元気な少年の銅像。
こういうお坊ちゃん、いそうですね~。
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どんな感じなのだろう。入る時に服装チェックとか持ち物チェックとかあって、ノーブランドのバッグじゃダメとかいわれたらどうしよう、などと思っていたのですが・・・。
案外普通のグロッサリーでした。
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お店の名前はパートリッジ。そとでお茶をいただけます。
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麻布ナショナル、とか元町ユニオンとか、紀ノ国屋とか、そういう感じですね。
安心して、私もこの中に入れます!
実は、ここへ来たのは、はちみつが目当てだったのですが、「チェルシーフラワーフェスティバル関連の紅茶もある」と書いてあったので、かつて母が一人でこのフェスティバルに行ったことを思い出し、母へのお土産はそれにしよう、と思ったのでした。
ロンドンの有名店のものは、東京でも(お金を出せば)どれだけでも買えるこのご時世。もうハロッズとかフォートナムメイソンの紅茶は伊勢丹で済ませれば、と。せっかくだったら新しいお店にチャレンジ!と思ったのです。
しかし。
残念!フラワーフェスティバル関連の紅茶はありませんでした。あと3か月もしたら次のショーだもの。あるはずないか。

目的のはちみつ・ジャムの棚。
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女王様もお気に入りとあってお高いのかもしれませんが、ほら、思い出だし。まったく手が出ない金額ではありません。ええ。でも、結局自分用に買ったものは、お世話になった方へお礼でお送りすることになり。ま、また次回、行ったらいいんですものね。
あと、とりあえずティーバッグ。お歳暮カタログで見たことあったけれど、そのときはまさか御用達だとは思わなったわ(笑)。
日本のお菓子もありまーす!
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で、店内を見回すと、いかにも「ご近所のみなさん」か観光客である少数の日本人観光客、しかいないような店内でした。
きちんとした洋服を着た子が選びに選んで、ママに頼んで一本だけ飴を買ってもらっている風景などを見ていると、なんだか自分の子供時代を思い出してしまいました。今、日本のスーパーで、親子で選んでいるだの、これが欲しいから勝手とねだるシーンなんてみないですもん。

次の店に向かう前に、ちょこっと寄り道。こういう本屋さん、素敵だなあー。
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幅広いジャンルの古本屋さんかしら?
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しかし、入ったら出られそうもないので、グッとがまん。次にロンドンに来る時には(たぶん、そう遠くないうちにチャンスがありそう)、絶対にここに入ってみよう、と思いました。

そして、もう一か所、ダックスのHPで紹介されていたお菓子屋さん。
これは母からもここのチョコを家人系親戚のみなさんにお土産にしたら?と言われていたお店でもありまして。
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カンタベリーで大味のケーキでお茶をしたリベンジをここで・・・と。しかし、あいにく席は満席。
もう夕方なので、お土産だけ買ってホテルに戻ることに。

駅前に戻る途中、気になる洋服屋さんを発見。カタログだけもらい、翌日出直すことに。
そして駅前のルイスに入って見ます。1階は布ばかり。そういう点でも、なんか、あっちのルイスに似てるんだけどな~。春の新しい生地が入ってきたばかりなのか。手芸が好きな方だったら、出られないかも。
上から見た風景も壮観。
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これぐらい空間に余裕がないと、本当はデパートじゃない、って気がするのは私だけでしょうか?
良いものを、さらにすばらしく見せるためには、高さという空間が必要だと思うのですけれども。

おっと、家人との約束の時間が迫ってる!ということで急ぎ足でホテルに戻ると、爆睡してるし!

このあと、嫌々起きた家人が行ってみたいといっていたインド料理を食べに、地下鉄に乗ってでかけたのですが・・・。このとき、家人と雰囲気が悪くなる一件が。
もう暗くなっているというのに、道がわからないと歩きスマホを始めたのです。
いやいや、私は駅の地図で「こういってああ行けばいいのだ」といったのに、地上に出た家人が「通りの名前がどうのこうの」と。
どうして、どうして?!駅の地図通りになってるじゃん!
そして、家人はスマホ画面に夢中で、私を置いて歩いていく。
いや、私は、その次の道を右に曲がってすぐ左折したらいいのだ、とわかっているのだけど、いちいちグーグル先生に確認(しかも音声入力で!)。
家人は振り返り「そんなグズグズしていると悪事に巻き込まれるよ」というのですが、私が「アータのその歩きスマホのほうが絶対に巻き込まれるわよっ!」と言い返す迫力に、悪いことをしたい人たちも寄ってこられません(笑)。
この迫力、スローンな人たちには絶対に出せないハズ。おほほ。
お食事はおいしかったです。ちょっとお高めですけどね!
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# by eastwind-335 | 2017-08-26 22:07 | 旅の思い出17受難節のイギリス | Trackback | Comments(0)

旅の短信10:帰ってきた!

無事に羽田に到着。
久しぶりに晴れた東京に戻ってきたらしい。
24度が最高気温というカラっとしたミュンヘンから34度の熱帯雨林な東京へ。
今回、カミーノの5日間よりも、13キロちょっとの瓶ものどっさりのリュックを背負って、羽田空港からモノレールで浜松町へ出るまでが一番の苦行だったかも(爆)。
あの熱さでこの重さ、ってところが。
ただ、13キロっていうのは大変なのは背負うときだけ。コツも山道具やで山岳部系女性店員からミッチリ指導をうけておいたので、背負ってしまえば大した重さを感じない。もちろん、私の腰・膝・肩の「鈍感さ」あってこそ。自分の身体とはいえ感謝。
バンテリンもありがとう。マメに塗ったからか、よく効き、翌日の筋肉痛がでない毎日でした。
今日から通常出勤です。がんばろう。
とりあえず、3月のイギリス旅行をまとめてから、この夏の思い出をつづりたいです。

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# by eastwind-335 | 2017-08-25 03:37 | 旅の思い出17ヤコブの道 | Trackback | Comments(0)

東風のささやかな毎日のささやかな記録


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